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伊勢谷友介の出演作、そのまま公開…「作品に罪なし」の声続々
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2020.09.16 11:50 最終更新日:2020.09.16 11:50
《【お知らせ】本作出演の伊勢谷友介氏の逮捕・送検を受け、製作委員会で協議を重ねた結果、再撮影・再編集は行わず、予定通り10月30日(金)に公開することといたしました。引き続き応援頂けますと幸いです。》
9月16日、冒頭の投稿がなされたのは、映画『とんかつDJアゲ太郎』の公式ツイッターアカウントだ。
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9月8日に大麻取締法違反(所持)で逮捕された伊勢谷友介容疑者は、同作に主人公の師匠「DJオイリー」役で出演。公開が差し迫った作品に、重要な役どころで出演していただけに、再撮影や再編集、ひいてはその賠償金のゆくえにも注目が集まっていた。
この投稿に対し、前向きなコメントが続々と寄せられた。
「素晴らしい判断です。作品に罪はありません」
「賢明な判断だと思います。今までの対応がおかしかったと思います」
「いろいろな意見があった中での決断が嬉しい結果で良かったです。何にせよ、大ヒットすることを願います」
近年の薬物をめぐる、俳優の出演作については、そのまま公開または代役起用の再収録と、処遇が大きく分かれてきた。たとえば2019年3月12日に麻薬取締法違反(コカイン使用)の疑いで逮捕されたピエール瀧については、年内の出演作が以下のような対応がなされた。
●そのまま公開:映画『麻雀放浪記2020』、映画『引っ越し大名!』、映画『宮本から君へ』
●代役による再収録:ディズニーアニメ映画『アナと雪の女王』(オラフ役の日本語吹き替え版声優)、映画『居眠り磐音』
今回の伊勢谷容疑者については『とんかつDJアゲ太郎』のほかにも、映画『十二単を着た悪魔』(11月6日公開予定)、映画『るろうに剣心 最終章 The Final』&『るろうに剣心 最終章 The Beginning』(2021年ゴールデンウィーク公開予定)と、人気・予算ともに規模の大きな作品が控えていた。
さらに、逮捕直前の9月5日には、出演していたドラマ『未満警察 ミッドナイトランナー』(日本テレビ系)の最終回が放送され 、9月6日には来年公開予定の吉永小百合主演映画『いのちの停車場』に参加するなど、名実ともに “売れっ子” だった伊勢谷容疑者。
「ピエール瀧さんの場合、すべての音楽配信も止まり、賠償金は5億円を超えるとも言われていました。俳優として脂がのりきっていた伊勢谷容疑者については、大手スポンサーとの広告契約こそありませんでしたが、『作品だけでいうと “芸能界最高額” になる』と注目されていました」(広告代理店関係者)
そんななか、『いのちの停車場』の配給元である東映が9月11日に、撮影を終えていた伊勢谷容疑者の出演場面を含め、ノーカットで同作を完成させると発表。同社の手塚治社長は、こう理由を説明した。
「映画は、有料で鑑賞しようという意図のお客さまにおいでいただく、クローズドなメディア。テレビやCMなどとは、少し違うと考えております。『作品と個人とは、別のものである』という見解のもと、今回は作品を守る判断をさせていただきました」
個人の罪を憎んで “作品” を憎まず。『るろうに剣心』2作など伊勢谷容疑者のほかの出演作をはじめ、今後の動向にますます注目が集まる。