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『半沢直樹』の影響は新人から社長まで…“半沢社員”実話4編

エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2020.09.19 06:00 最終更新日:2020.09.19 06:00

『半沢直樹』の影響は新人から社長まで…“半沢社員”実話4編

 

 9月27日に最終回を迎えるドラマ『半沢直樹』(毎週日曜夜9時~、TBS系)。「倍返しだ!」に代表される決めゼリフは、即「流行語」になり、主人公・半沢直樹に影響された “半沢社員” が世間にあふれるなど、社会現象と化している。

 

 今回は、そんな“半沢社員”について、本誌が取材した実録エピソードをご紹介しよう。

 

 

【実録!“半沢社員”(1)/若手社員編】
 ある中堅不動産会社では、ドラマに影響された若手社員に、ほとほと困り果てているそう。

 

「毎月販売ノルマをまったく達成できずに、上長から責められるだけだったダメ社員。彼が半沢直樹ばりに、『上からの無理な要求には屈しない!』などと、ノルマ未達成の言い訳を堂々とするように。

 

 挙げ句には、『獲得件数は少なくても、各顧客のために、私は全力で働いている!』と完全に半沢気どり。でも彼の営業達成率は、いっさい向上していません……」(同社営業部長)

 

【実録!“半沢社員”(2)/営業マン編】
「うちの会社で、営業を担当している直樹さんの話です……」
 そう語るのは、家電メーカーの20代女性社員。取引先に電話をするときに、やたらと名前をアピールするようになったという。

 

「それまでは、取引先に名字しか告げていなかったのに、今は『営業1課の●●直樹です』って言うんです。そのたびに、周囲はクスクス。もちろん、やり手ではありません。よくミスをして、土下座まではいかないまでも、頭は下げっぱなしです」

 

【実録!“半沢社員”(3)/中間管理職編】
「『半沢直樹』は男性社員、ほぼ全員が観てると思います。だって月曜日の朝は、みんなヤル気がみなぎっていますから」

 

 そう話してくれたのは、生命保険会社に勤める20代の女性社員。以前と違い、ドラマのようなピリリとした緊迫感ただよう職場になっているという。

 

「いちばん影響を受けているのは、40代の課長かな。いつもは、報告を受けてもやる気がなさそうに『あ、そう』と流すだけ。それが今や、『うん、それで、わかった!』と、俄然やる気。しかも、眉間に縦ジワを作って。でも、ドラマの効果が続くのは、木曜日くらいまでです(笑)」

 

 

【実録!“半沢社員”(4)/社長編】
「うちの会社の定例会議は、ワンマン社長がひとりで怒鳴り散らし、同席した社員は、ただ聞いているだけだったんです。それが……」

 

 そうぼやくのは、大手人材派遣会社の営業部長。『半沢直樹』放送開始以後、会議が一変したという。

 

「月曜の会議で、社長が唐突に『あのドラマの会議のような活発な議論が、会社の今後のために必要だ』と言い、中野渡頭取(北大路欣也)をまねて、突如無口に。

 

 社員たちは社長の気持ちを察し、激しく議論するのですが、激しいだけで話が全然まとまらない。結局、最後は社長が我慢できずに怒鳴って終わる。これを毎週、繰り返しています」

 

(週刊FLASH 2020年9月29日・10月6日号)

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