エンタメ・アイドル
ミニシアターを救え!クラファン3億円超えで「映画人に力を」
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2020.09.29 18:10 最終更新日:2020.09.29 18:10
映画監督の深田晃司が、9月29日の「東京国際映画祭ラインナップ発表記者会見」に登場した。2010年の同映画祭で、自身の作品『歓待』が注目を集めて10年。
「海外でも私の作品を見たいと思っている人がいると気づき、意味のある作品だったんだな、と思えました。それから10年と、節目のときに呼んでもらえて嬉しい」
【関連記事:大林宣彦監督が本誌に明かしていた「15歳の原田知世」】
深田監督は、緊急事態宣言が発令された4月、各地で閉館の危機に瀕した小規模映画館を救おうと「ミニシアター・エイド基金」を設立。クラウドファンディング募集から1カ月あまりで、3億円を超えた。
「ミニシアターがなくなってほしくないと思う人がこれほどいたのは、多くの映画人にとって力になったのではないでしょうか。私自身、多くのミニシアターを知る機会になりました。こんなところにミニシアターがあったのか! と発見があって楽しい体験でした」
外出自粛中は撮影せず、基金活動に力を注いでいた。
「脚本を書いていた時期でしたけど、ミニシアター基金の活動が朝から晩まであって、仕事みたいになって……。それで脚本が滞って、プロデューサーから怒られたことはありました(笑)」
自身が手がけた最新作『本気のしるし』は上映時間が4時間近くにおよぶ。
「3時間52分あって、途中にトイレ休憩があるかと心配されますが、あります。ツイッターでも発信しました。4時間があっという間だと周囲で意見が一致してたので、怯えずに見てもらいたいですね」