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小柳ルミ子、引退想定するも「木下優樹菜に先を越された」
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2020.09.30 16:16 最終更新日:2020.09.30 16:30
歌手の小柳ルミ子が、9月30日、『もう68歳と思うのか、まだ68歳と考えるのか』刊行記念会見で、芸能生活を振り返った。
1970年に女優として芸能活動を始め、翌年「わたしの城下町」で歌手デビュー。激動の50年だったという。
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「山あり谷ありの人生だった。すごく大変で乗り越えられないと思ったことがあっても、なんとか乗り越えた。次の障害がやって来ても克服できた。腐らず、真っ直ぐ頑張ってきたのがよかったのかなと思う。ここまでやってこられて感無量です」
新型コロナ感染拡大で仕事がなくなったが、逆に、これまでの軌跡を回顧した今回の書籍執筆に集中できた。
「予定していたイベントがなくなったけど、本は自分で書けるので、これだけは50周年の間に出版したいと思い……。自粛中、書く時間はたっぷりあったので、納得のいく本になりました」
とはいえ、将来に不安を抱き、「引退」の二文字が頭をよぎったことも。
「芸能界にポジションはないんだなと。(サッカーの)スアレスじゃないけど、戦力外通告を受けた気分でした。潮時かなと思ってたら、木下優樹菜ちゃんが引退して先越されちゃって。(所属している)事務所の方々に、お世話になってて恩返ししないといけないのに、ここで引退したらどうなってるんだろうかと」
そんなとき、桑田佳祐が「週刊文春」で小柳を「最強のエリート歌手」などと絶賛していることを知った。
「桑田さんがこんなに私のことを言ってくれてるなら、まだポジションあるのかな、もう少し頑張ろうかな、と思えた。あれが出てなかったら引退してましたね」
今の芸能界に喝を入れつつ、今後も歌手人生をまっとうしていく気概であふれていた。
「プロ意識が薄い気がする。アーティスト本人やスタッフも、なんとなく甘くなっているのかな、と。時代の流れだから仕方ない部分もあるのでしょうが……。
私はどんなプレッシャーのもとでも、歌詞を間違えないことを哲学としてきた。これからもカンペ、口パクはしない信念でやっていきたい」