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ウイカ大叔父・石津謙介は「Tシャツ」広めたファッション界の大物

エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2020.10.09 23:19 最終更新日:2020.10.09 23:31

ウイカ大叔父・石津謙介は「Tシャツ」広めたファッション界の大物

 

 ファーストサマーウイカが、10月8日放送の『任意同行願えますか?』(日本テレビ系)で、大叔父がファッションデザイナー石津謙介氏だと明かした。

 

ウイカは「私の大叔父が石津謙介。『ヴァンヂャケット(VAN)』っていう会社があって、Tシャツ、トレーナー、ボタンダウン、全部(日本に)持って来た人です」と説明した。

 

 

 石津氏は2005年に亡くなっているが、日本のファッション界の大御所として知られている。いったい、どのような人物だったのか。

 

 1911年(明治44年)、岡山市に生まれた石津氏は、中国・天津に渡り、洋品店に勤務。終戦後、帰国して「レナウン」の社員を経て、1951年に「ヴァンヂャケット」を創業した。

 

 石津氏は「VAN」ブランドで、アメリカ東海岸の名門大学に通う男子大学生の服装をモデルに、「アイビールック」を提案。ボタンダウンシャツに細身のズボンで東京・銀座に集まる若者たちは「みゆき族」と呼ばれ、社会現象となった。

 

「石津氏は『Tシャツ』『トレーナー』のほかにも、『TPO(Time、Place、Occasion)』や『カジュアル』といった言葉を広めました。ご本人は『物を売ったのではなく、日本人にライフスタイルを提案した』と語っていたそうですが、男性ファッションはVANから始まったと言っても過言ではありません」(ファッション業界関係者)

 

 公式サイト「石津謙介大百科」によると、かつてVAN事務所には数多くの俳優が集まり、滝沢修、宇野重吉、芦田伸介らも服を着て帰ったという。

 

 石津氏は「役者はいつもファッションの話題になる。そういった連中が着ているんだから、他の連中もVANの商品を探すようになる」と語っており、実際に、俳優たちとの付き合いがVANの名を有名にするきっかけになった。

 

 ウイカが所属していた「BILLIE IDLE」は、デザイナーNIGOのプロデュースでファッションにもこだわっていた。日本のファッション界に多大な影響を与えた石津氏の思想が、ウイカにも受け継がれているのだ。

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