エンタメ・アイドル
松本明子、デビュー37年で初コンサート「フリフリ衣装は自前です!」
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2020.10.16 06:00 最終更新日:2020.10.16 06:00
新型コロナウイルスによる緊急事態宣言が出されていた今年4月、TwitterとInstagramで 新旧のアイドルが代表曲を歌う「#アイドル歌つなぎ」というバトンリレーが話題になった。
これをスタートさせた松本明子がキュレーターとなり、同時代に活躍したアイドルたちとコンサートを開くことが決定。10月15日、松本が取材会で意気込みを語った。
【関連記事:松本明子の節約生活「ネギ植える」「日光でお湯」「竹刀掃除」】
「4月7日に緊急事態宣言が出されて、翌日が私の54歳の誕生日だったんですね。これから歌は、ライブは、テレビのロケは、毎日の生活はどうなるんだろう、と不安なことばかりで、どんよりした誕生日でした。
私と同じ気持ちの人たちが少しでも楽しく、元気になれることができないかと、いろいろ考えて『こんなときは歌っちゃおう! 歌しかない!』と思いたったんです。
すぐマネージャーに連絡して、デビュー曲『♂×♀×Kiss』をアカペラで歌いました。これをSNSでバトンのようにしたいと思って、まずは私の同期『不作の83年組』(笑)に相談しました。
木元ゆうこ、小林千絵、桑田靖子に、それぞれのデビュー曲を歌ってつないでもらいました」
こうして始まった「#アイドル歌つなぎ」は、昭和・平成・令和のアイドル、のべ50人以上に広がった。
「昭和のアイドルはSNSが苦手みたいで、バトンをつなげるのに悪戦苦闘して。時間がかかって、ファンの方に心配されてしまったこともありました。
それが平成のアイドルにつながってからは、1日に3人4人とどんどんつながる。びっくりしましたね(笑)。
私がみなさんを元気にしようと始めた『#アイドル歌つなぎ』でしたが、つないでくれたアイドルの方々、楽しいと言ってくれたみなさんのおかげで、逆に私が元気をもらいました。
なので、そのときから『いつかライブをやりたい』と思っていて、ほかのアイドルの方とも話をしました。今回縁があって、来年1月にステージを開くことになりました!」
「松本明子presents 黄金の80年代アイドルうたつなぎ~うれしなつかし胸キュンコンサート~」と題し、元シブがき隊の布川敏和、森尾由美、浅香唯、西村知美、そして松本の5人でステージに立つ。
「私は中学生のころからブラウン管のなかで歌いたくて、四国から船で上京してきました。いろんなオーディションを受けては落ちて。最後に『スター誕生』で優勝できました。
聖子さんみたいなフレアのミニスカートで歌いたかったのですが、私のデビュー曲はとっぽい路線の衣装でした。その翌年にテレビで放送禁止用語を言って謹慎になりまして、アイドル脱落しました(笑)。
堀越学園の芸能コースで、ほかの方は仕事でお休みばかりなのに、私は毎日出席して、生徒会長までしました。
だから私は今回やっと、デビュー37年めにして、初めてコンサートで歌う夢が実現するんですよ! きょう着ているフリフリのアイドル衣装は自前です。
いつなんどきでもアイドルとして出動できるように、こういう衣装を何着か作って、カラオケで自主練してきました。当時の振り付けも完璧です(笑)。お客様がこのときだけは新型コロナを忘れられるような、80年代らしいキラキラのステージにしたいですね」
コンサートのポスターも、当時のアイドル雑誌の表紙をイメージしたものになった。
「アイドル雑誌の表紙も、私はやったことがなかったです。夢がかないました! ほかの4人の方は、何度も出られていると思いますが……。
森尾由美ちゃんは同期のなかでもキラキラしてかわいくて、いまも変わっていません。布川敏和さんは『花の82年組』で輝いていた先輩です。当時のこともお詳しいし、ヒット曲もたくさんあって。コンサートをリードしていただけると思います。
知美ちゃんは昔のまま、おっとりとした、穏やかなアイドルです。唯ちゃんは『C-Girl』という大ヒット曲があって、いまも熱心なファンの方がたくさんいらして、今回のコンサートを盛り上げてくれます。私だけですね、オリコン最高位が131位なのは(笑)。
コンサートでは、持ち歌以外に80年代のヒット曲も歌いますし、いまだから話せる昭和のアイドル裏話も披露します。私はデビュー曲の衣装を着て歌いたいです!」
※「松本明子presents黄金の80年代アイドルうたつなぎ~うれしなつかし胸キュンコンサート~」は2021年1月16日に開催予定