エンタメ・アイドルエンタメ・アイドル

ナイツ、野球選手にたとえる「お笑い第7世代」EXITはヤクルトの…

エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2020.10.17 06:00 最終更新日:2020.10.17 06:56

ナイツ、野球選手にたとえる「お笑い第7世代」EXITはヤクルトの…

 

 2020年、結成20周年を迎え、ますます円熟味を増していくナイツ……と言うと、塙宣之(42)から、“待った” がかかった。

 

塙「(ベテランが多い)漫才協会にいますんで、芸歴20年くらいだと『まだ若手』みたいに言われる(笑)。演芸場には40年、50年以上やってる師匠が当たり前にいるので」

 

 

土屋「まわりの芸歴が長すぎますからね」

 

塙「おぼん・こぼん師匠は、結成55年。僕らがデビューした時点で、35年やってるんですから」

 

 いまだ「道半ば」と口を揃える、創価大学落語研究会の先輩後輩コンビ。10月17日には、元プロ野球選手とのトーク番組『プロ野球 そこそこ昔ばなし』の配信ライブをおこなうなど、塙は野球通・好角家としても知られる。

 

 ルーキーや多くのベテラン選手が活躍するプロ野球界と同じく、お笑いの世界も話題の「第7世代」を中心に、若手からベテランまでが群雄割拠する。塙と土屋伸之(42)は、今のお笑い界をどう見ているのか。

 

塙「相撲にたとえると……」

 

土屋「野球だって、言ってるじゃないですか!」

 

塙「相撲なんです。学生横綱って、(新大関の)正代・御嶽海とか、学生のころから、むっちゃ強かった方々が角界の中心になってるんですよ。今のお笑い界でも、ミルクボーイとかラランドとか、学生時代から実績がある人がけっこういますからね」

 

 現在は、吉本興業の養成所(NSC)などで学ぶ形だけでなく、大学などのお笑いサークルで腕を磨き、デビューする若手が増えてきている。

 

塙「その意味で、ラランドなんかは完全に “学生横綱” ですからね。霜降り明星はハイスクールマンザイ出身だから “甲子園球児” だし、松坂大輔みたいなもんです。高校生のときからスゴくて、プロに来てそのまんま大活躍している。まあ、あと何年かしたら、ぶっ壊れると思いますけど」

 

土屋「働きすぎでね(笑)」

 

塙「いま、日ハムの清宮(幸太郎)とか、まったく打てないじゃないですか。高校のホームラン記録を持ってるけど、やっぱりプロは違う。

 

 僕らも大学時代に落研でライブしても、友達ばっかり客に呼ぶんで、何やっても笑ってくれたんです。それで、『自分たちはスゴくおもしろいんだ』と思って、卒業してプロのお笑いライブに出たら、全然ウケなかった」

 

土屋「プロの壁は高いですからね。第7世代でも、そういう芸人がいるかもしれない」

 

塙「清宮と同じ年のドラフト1位でヤクルトに行った村上(宗隆)は、めちゃくちゃ打ってるけどね。2020年は首位打者争いしてるんだから」

 

土屋「EXITとかが、近いかもしれませんね。一気に出てきて、大人気になりましたし」

 

塙「でもあれ、ひとりは、おっさんだからな(爆笑)」

 

土屋「それぞれ違うコンビで苦労してからEXITを結成して、第7世代で一気に伸びてますから、村上選手ですよ」

 

塙「EXITは、MCもできてネタもやって、YouTubeも再生数が多くて……となると、打率・打点・ホームラン、すべて好成績。

 

 宮下草薙は、ロッテの安田(尚憲)かな。使い続けられることで、結果を残してる感じ。お笑いと野球両方で活躍の二刀流となると、ティモンディ。138kmの速球を投げる芸人ってなんなんだよ!」

 

霜降り明星

 

 一気に注目を浴びても、その人気を継続することは難しい。2020年にブレイクした第7世代は、勢いを保って駆け抜けていけるのだろうか。

 

塙「今、いちばん熱いのはフワちゃんでしょうね」

 

土屋「第7世代じゃないよ」

 

塙「フワちゃんは、育成から出てきた “外国人スラッガー” ですから(笑)。番組収録中にグミを食ってるんですから」

 

土屋「僕は、四千頭身が好きですね。彼らなんか、いちばん若いですから。野球でいえば、10代で1軍デビューして活躍してる感じですね」

 

塙「渡辺直美は、マー君(田中将大)かな。海外でも活躍して、メジャーリーガーですよ。ゆりやんレトリィバァもね。綾部(祐二)は、僕と同期なんで違いますけど(笑)」

 

土屋「いろんな世界で活躍する人が増えてくるんでしょう」

 

塙「ブルゾンちえみは、藤原しおりに名前変わっちゃったんで、篠塚みたいな。篠塚利夫から篠塚和典に……」

 

土屋「全然違いますから(笑)。事務所やめただけだよ」

 

塙「第7世代には、俳優もやってる人がいますからね。ハナコの岡部(大)とか、霜降り明星のせいやも粗品もドラマに出てましたし」

 

土屋「塙さんも、ドラマ『警視庁・捜査一課長』(テレビ朝日系)に出演された俳優ですが」

 

塙「まあ、そうですね。彼らの演技は、まだまだかなあと思いますけどね」

 

土屋「いじられてんだよ(笑)」

 

塙「岡部も、ちょっと動きが多いですね。こう、棒立ちでやらないと」

 

土屋「動かないほうが不自然だろ。演技といえば、ハナコやEXITは、『THE突破ファイル』(日本テレビ系)によく出てますけど、芸人で最初に出たのは僕なんです。でも、いっさいふれられず、なかったことになってる(笑)」

 

塙「観てた人みんな、ハナコの菊田(竜大)だと思ってたんじゃないですか?」

 

土屋「2回出て、そこから呼ばれなくなって、なぜか第7世代が出てる(笑)」

 

塙「僕は、『捜査一課長』だけでいいです。役を作り込むタイプなんで、演技プランを立てるのが大変なんです。

 

 事務所は、僕へのドラマのオファーを断わってると思います。『半沢直樹』も、本当は箕部さんの役のオファーが僕に来ていたのを、もしかしたら断わってたのかもしれない」

 

土屋「幹事長?(笑)」

 

塙「僕が断わって、小日向(文世)さんに行って、最終的に柄本明さんが演じたんじゃない?」

 

土屋「怒られますよ、本当に」

 

続きを見る
12

今、あなたにおすすめの記事

エンタメ・アイドル一覧をもっと見る