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ファーストサマーウイカの「クレーンゲーム愛」人生を取り返せ!

エンタメ・アイドル 投稿日:2020.10.18 16:00FLASH編集部

ファーストサマーウイカの「クレーンゲーム愛」人生を取り返せ!

 

「クレーンゲームは『取るもの』じゃなく、『取れるまでやるもの』。私にとっては、小さな “狩り” に近い感覚ですね」

 

 真剣な表情でそう語るのは、ファーストサマーウイカ(以下「ウイカ」)。テレビでその姿を見ない日はないほどの人気者の彼女の趣味が、クレーンゲームだ。

 

 

 ゲームセンターだろうとスーパー銭湯だろうと、どんな場所でもクレーンゲームを見つけたら、必ずお金を「ツッコむ(本人の表現)」という。

 

 この日、彼女が訪れたのは、「タイトーステーション 府中くるる店」。クレーンゲーム794ブース(2020年8月現在)を誇り、「世界一クレーンゲーム台数の多い店」として、8月29日にギネス認定された。この “世界一のゲームセンター” で、実際にクレーンゲームをプレーする彼女の姿を追った。

 

 広大な店内を回遊しながら、イケそうな台を見極めるウイカ。その目は、まさにハンターそのものだ。じつは撮影が始まる前に単身、店に乗り込んでおり、すでに自腹で3000円をツッコんだという。

 

 数分後、1台のゲーム機の前で立ち止まったウイカは、持っていた100円玉をコントローラーの横に積んだ。某有名ゲームのキャラクターが、ぬいぐるみになったものが景品だ。

 

 100円玉を投入し、こなれた手つきでクレーンの位置を調節していく。この機種は、アームでつかんで景品をゲットするのではなく、下がったアームの力で景品を押し下げて、穴に落とし込むのがポイントだという。奥が深い……。

 

 筐体をさまざまな角度から検証し、何度も景品を押し下げるウイカ。「おー!」「もう少し!」と一喜一憂しながら、10数枚めのコインを入れ、アームを押し下げると……根負けしたように、ぬいぐるみがストン、と落ちてきた!

 

 ウイカは、クッションとしても使えそうな大きなぬいぐるみを手に、満足そうな笑みを浮かべる。

 

「じつは今の(大きな)リアクション、あくまでも撮影用なんですけどね。ふだん、プライベートでプレーするときは、ぜんぜん違いますよ(笑)」

 

 えっ撮影用!? プレーを終え、インタビューを受けるウイカの口から衝撃発言が!

 

「ふだんはワーキャー言うこともないし、そういうことが必要ない域まで来てしまったので。だって、試合中にペラペラしゃべるプロのスポーツ選手なんて、いないじゃないですか。それと一緒なんですよね。だから私は、集中できるように、クレーンゲームはひとりでやります」

 

 まるで、一流の格闘家に話を聞いているかのようだ。ちなみに、クレーンゲームの景品のことを「プライズ」と呼ぶが、これは「賞品」という意味のほかに「努力して手に入れるに値するもの」という意味を持つ言葉だと、ウイカは教えてくれた。

 

「プライズ……素晴らしい言葉ですよね。クレーンゲームをプレーしても、2~3回であきらめてしまう人は多いと思います。300円ツッコんで、『あーあ、取れなかった』と。

 

 それもまた、一興だとは思います。でも、あきらめないでお金を入れ続ければ、絶対に取れるんですよ、クレーンゲームのプライズは!」

 

 ここで彼女が持ち出してきたのは、「サンクコスト(埋没費用)」という経済用語だ。

 

「回収が不可能になったコストのことを、『サンクコスト』というんですけど、クレーンゲームも、プライズを取れずあきらめてしまったら、そこまで使ったお金は全部サンクコストになるんですよ。つまり、全部なかったことになるんです。

 

 でもクレーンゲームはギャンブルと違って、あきらめなければ絶対(プライズは)手に入るんです。『スラムダンク』の安西先生じゃないですが、『あきらめたら、そこで試合終了』。

 

 この言葉、『FLASH』の読者くらいの年代の方なら、深く胸に刻まれていると思います。何度もあきらめてきた人生を、もし、どうにかひとつでも取り返したいと思うなら、それがかなうのが、クレーンゲームです!」

 

 しかしそうなると、最終的にいくらお金をツッコめるか、という勝負になってしまうのでは……?

 

「そうなんです! クレーンゲームは、いわば “財力のゲーム”。だから(マンガの)『カイジ』のシリーズでも、クレーンゲームのシーズンがあってもいいぐらいだと思うんですよ。まあ、人間がつかまれたりするんでしょうけど、きっと(笑)」

 

 最後に、本誌の読者におすすめの「クレーンゲーム活用法」を教えてもらった。

 

「アニメやゲームの、最新の流行が知りたければ、クレーンゲームの景品を見ればわかります。若い女性と同伴で行けば『これ、知ってる?』みたいに、話題を作ることができますよ」

 

 彼女の熱すぎるクレーンゲーム愛は、止まらない。写写丸も思わず脱帽したのだった……。

 


ふぁーすとさまーういか
6月4日生まれ 「BiS」「BILLIE IDLE(R)」での活動を経て、現在はドラマ『おカネの切れ目が恋のはじまり』(TBS系)、バラエティ『任意同行願えますか?』(日本テレビ系)、ラジオ『ファーストサマーウイカのオールナイトニッポン0(ZERO)』(ニッポン放送)などに出演。クレーンゲーム以外の趣味は、体験レッスンとひとり飲み

 

写真・福田ヨシツグ
スタイリスト・市川栄治
ヘアメイク・山本絵里子

 

※マスク着用なしで撮影をしていますが、ソーシャルディスタンスをとるなど、十分に感染症対策を講じて取材をおこなっています。入店時はマスクの着用をお願いします

 

(週刊FLASH 2020年10月27日号)

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