(6)JO1
“NiziUのメンズ版” ともいうべき、オーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN』(TBS系)の合格者11人からなる、グローバル男性アイドルグループ。こちらは吉本興業(日本)とCJ ENM(韓国)の共同プロジェクトで、メンバーは2社の合弁会社に所属する。2020年3月4日にデビューしている。
「世界的な音楽シーンで人気を博しているK-POP。このトレンドを、日本のオーディション番組発のアーティストとして体現しようといるのが、『JO1』です。
まだ “青田買い” の域ではありますが、確実に話題になっているので、NiziUとの『日韓プロジェクト対決』を演出したら、おもしろくなりそうです」
(7)SixTONES、(8)Snow Man
2020年1月22日に同時デビューを果たした、ジャニーズ事務所の新星2グループ。「SixTONES」は6人組、「Snow Man」は9人組だ。
「2020年内いっぱいで活動休止になる『嵐』の “花道” として、大みそかの紅白歌合戦が “嵐祭り” になるのは必至です。ジャニーズとしては、この特別な年にデビューした新グループを、どちらもを出場させたいのが本音でしょう。
『どちらが』と問われれば、SixTONESが優勢だと思います。ただ最近は、『Snow Manも頑張っている』という声も高まっていますから……悩みどころです。
例年、いわゆる “ジャニーズ枠”、ジャニーズ事務所のグループが紅白に何組出演するかが話題になりますが、嵐のラストイヤーですから、『今年は例年より1組多くてもいい』という見方もあります。両グループとも出場という線も、ありえますよ」
(9)YOASOBI
ボーカロイドプロデューサーのAyaseと、シンガーソングライターのikuraによる、異色の2人組音楽ユニット。
「コロナ禍で外出を控えるなか、音楽を演奏したりイラストを描いたりと、自分たちの作品をYouTubeやSNSで発信する若者が増えています。そういう若者を中心に大きな支持を集めているのが『YOASOBI』です。
ほかの出場者たちより、一歩先にいるアーティストです。ただ、選ばれるなら来年ではなく、今年だと思うんです。こうしたニュータイプのアーティストが増えてきているので、来年の初出場では『遅い』と感じます」
(10)安斉かれん
「初出演にして初主演のドラマ『M 愛すべき人がいて』(テレビ朝日系)が、2020年の上半期に大きな話題を集めました。
じつは2019年にデビューしている歌手でもあります。
7月にリリースした5枚めのシングル『僕らは強くなれる。』が、夏の甲子園が中止された代わりに各地で開催された高校野球の『都道府県別大会』のテーマソングに選ばれています。ドラマの大ヒットもありますし、高校球児にエールを送る意味で “話題枠” の出演があるかもしれませんね」
近年、いわゆる “2.5次元ユニット” を起用するなど、意欲的な演出を見せる紅白。グローバルを意識したグループにボーカロイド……最先端の初出場アーティストたちが、年末を盛り上げてくれそうだ。