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役所広司、映画を語る「暗闇の中の感動が生きる力に」

エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2020.10.31 19:31 最終更新日:2020.10.31 19:56

役所広司、映画を語る「暗闇の中の感動が生きる力に」

 

 10月31日、東京国際フォーラムで開催された「第33回東京国際映画祭オープニングセレモニー」に、俳優役所広司がアンバサダーとして出席した。

 

 コロナ禍での開催となったことから、「今回の開催は例年と違う形ですので、実行委員の皆さんのご苦労は大変だったと思います。気の抜けない開催期間だと思いますが、観客の皆さんと頑張っていきたい」と語る。

 

 

 役所は、「子供の頃から、映画館で映画を体験し、無意識にたくさんのことを教えてもらった。劇映画は映像、音楽、文学、美術といろいろな要素があり、それらが見事に融合したとき、暗闇の中で感動を味わえる。その感動の記憶が、僕自身の生きる力になっている」と、映画への熱い思いを語った。

 

 司会からアンバサダーとしての意気込みを聞かれると、「正直、何ができるのか、何がお役に立てるのかわからないですけど。とにかく、日本映画は素晴らしい先輩方がいて、世界中の映画ファンを熱狂させて、魅了してきた。先輩たちに恥じない映画祭に成熟することを、心から願っております」と話していた。

 

 終盤、司会から「何か最後に」ともう一度促されると、役所は「もういいです」ときっぱり断り、会場から笑いが起こった。続けて、「今日はもう、何をしゃべればいいのか、ずっとドキドキしてましたからね」と、役目を終え、晴れやかな笑顔で会場を後にした。

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