V6の井ノ原快彦が、11月7日におこなわれた映画「461個のおべんとう」の公開記念舞台あいさつで、撮影中の思い出を振り返った。
高校生の息子を持つ父親が、3年間弁当を作り続けたという実話をもとにした作品。息子役として出演した関西ジャニーズJr.の道枝駿佑とともに親子を演じた。
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18歳の道枝の体の成長を、撮影中に実感することがあった。
「ご飯を食べに行くシーンで、猫背でぎこちなく歩いてもらってた。1カ月の間に身長が伸びてたそうで、『デカくなった』と聞いてたけど、(道枝の役柄上)猫背にしてたところが妙にリアルでした」
阿部純子演じた役から、井ノ原がフラれるシーンでは珍ハプニングが連発したという。
「井ノ原さんを振るシーンで、2~3ページぶんのセリフを一気に撮る手法を使ったのに、カラスや車の騒音が入ったりして何度もNGが出て、結局5~6回はフりました」(阿部)
井ノ原も「何回もやり直したよね。うまくいった! と思ったらそばを通った一般のかたがカメラ目線を向けてNGだったり。5~6回もフってもらえて光栄でした」と苦笑いを浮かべた。
道枝と親子役を演じるにあたり、撮影前からタメ口で話す仲のよさを作っていった2人。舞台あいさつで、道枝は「本当の親子のように接してくれてありがとうございました」と感謝の気持ちを伝えた。
井ノ原も、道枝の言葉に感極まりつつ、感謝の言葉で返した。
「映画の撮影が終わってからも、取材や番組出演で一緒に仕事してて、撮影中より距離が近づいて、息子の友達みたいな気持ちになれた」
2人の自然な関係が、映画でも発揮されている。