●ひぐち君の値段別おすすめワイン4本!
【1000円以下のおすすめ】
●『トゥトゥ イーヴル2018』(赤)794円
フランスのラングドック地方で作られたワイン。この地域は低価格のワインを作っていて、フランスでいちばんワインを生産している地域でもある。
《ひぐち君評》
「ラズベリーやプルーンの香りと一緒に、スパイシーな感じもあり、果実味が豊かな味わい。口当たりもソフトですごく飲みやすいです。こういった安いワインだと、食べ物も値段に合わせて、ハンバーガーやフライドチキンなどのファストフードや、ポテトチップスにも合います」
【2000円以下のおすすめ】
●『フジクレール 甲州シュール・リー2018』(白)1870円
山梨県にある「フジッコワイナリー」の製品。ここは塩昆布の「ふじっ子」や「おまめさん」などで有名な、フジッコ株式会社が運営するワイナリーだ。
《ひぐち君評》
「『甲州』というブドウを使ったワインで、カボスやすだち、柚子など、和柑橘の香りがあります。このワインは、湯豆腐のようなポン酢を使う料理にピッタリなんです。ほかにも、サンマの塩焼きには、ワインからカボスやすだちの香りがするので、めちゃくちゃ合います。
ちなみにここの製品の『フジクレール甲州樽発酵2015』は、トランプ大統領が来日したときの晩餐会で出されました」
【3000円以下のおすすめ】
●『シャトーメルシャン 新鶴シャルドネ2018』(白)2684円
福島県会津美里町新鶴地区の畑で栽培したシャルドネ品種のブドウで仕上げたワイン。JALの国際線ファーストクラスでも採用されている。
《ひぐち君評》
「洋梨やメロンのような甘い香りで、心地よい酸味があって、僕は好きなんですよ。樽の香りとミネラル感が、クリーム系のパスタやアジフライにピッタリ合います」
【5000円以下のおすすめ】
●『タケダワイナリー ドメイヌ・タケダベリーA古木2018』(赤)4180円
日本を代表する「マスカットベリーA」という、1927年に川上善兵衛氏によって開発された黒ブドウ品種を使っている。樹齢70年以上の木を使っているのは、国内外でも希有と言える。
《ひぐち君評》
「樹齢70年から凝縮された果汁のエキスが詰まっていて、ビターチョコレートのようなニュアンス(風味などの雰囲気)。酸味もあり、硬質なミネラルを感じるワインです。甘い香りが控えめながらあるので、すき焼きや鰻のような甘辛な味に合います」
取材&文・インタビューマン山下
1968年、香川県生まれ。1992年、世界のナベアツ(現・桂三度)と「ジャリズム」結成、2011年に解散。同年、オモロー山下に改名し、ピンとして活動するも2017年に芸人を引退。現在はインタビュアー・お笑いジャーナリストとして活躍