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スチャダラパー結成30周年「モテたい!でも頑張りたくない(笑)」ユルさの哲学

エンタメ・アイドル 投稿日:2020.12.06 06:00FLASH編集部

●30年で培った、「2つの哲学」とは?

 

 音楽の流行も目まぐるしく変化するなか、一貫して同じスタンスを保つ3人。ズバリ、その哲学とは?

 

B「みうらじゅんさんが、『スチャダラパーって嫌だな。なんかいつも文句ばっか言ってて。でも、そこがいいんじゃない』って言ってくれて(笑)」

 

S「そういうことなんだよね。あと、『バカなことやってると思うだろ? でもやるんだよ!(笑)』」

 

B「そう! それは、漫画家の根本敬さんの言葉ね」

 

S「哲学っていうとアレだけど、まあ、大きくはそのふたつかもしれない」

 

 30年間、解散や引退が頭をよぎったことは?

 

S「ないなあ」

 

B「『呼ばれなくなったら、やめればいい』と思ってるけど、ギリギリ呼ばれてるからね」

 

A「最初から、目標がいっさいない。『東京ドームでやるぜ!』とか、まったくない(笑)」

 

B「そもそも必死にやってないから、喧嘩もない。SHINCOが曲作ってきたときに、『こっちのほうがいいんじゃない? とか、ANIの歌詞がひどすぎる!』とかは常にあるけど(笑)」

 

A「ひどいんじゃない。内容が深くて理解できないだけ」

 

B「『読みきれてねえな~』って? 思ってんだ(笑)。ANIはとくに、世間的に見てもトップクラスのサボリ魔なんですよ」

 

A「楽して儲けるスタイル」

 

B「もっとモテたい! でも頑張りたくない」

 

 最後に、カッコいい中年オヤジになる秘訣をアドバイス。

 

A「頼まれてもないのに、やりたくなることを見つけること。それは、きっと自分にとって、楽しいことなわけじゃない?」

 

B「誰かがやってるからじゃなくて、自分がとにかくやりたいものを見つける。お金がかからないことも、たくさんあるからね」

 

すちゃだらぱー
ANI、Bose、SHINCOの3人からなるラップグループ。1990年に『スチャダラ大作戦』でデビュー。1994年には、小沢健二とコラボした『今夜はブギー・バック』が大ヒットする。デビュー30周年の2020年は、アルバム『シン・スチャダラ大作戦』をリリース。詳細は公式サイトをチェック

 

写真・久保貴弘
取材&文・福永千裕、昌谷大介(A4studio)

 

※JASRAC 出2010059-001

 

(週刊FLASH 2020年12月15日号)

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