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「髭男爵」ひぐち君、ブドウ畑作業でわかった「本当に飲むべきワイン」イベント別4選
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2020.12.19 20:00 最終更新日:2020.12.19 20:00
【クリスマスの1本】
●『ソレイユ・ルバン ロザートフリッザンテ2016』(ロゼ、スパークリングワイン)/1958円
山形県の「月山ワイン」というワイナリー。微発泡で、日本に自生する山ブドウとカベルネ・ソーヴィニヨン(赤ワインに広く使われているブドウ品種)を掛け合わせた、「ヤマソ―ビニオン」という品種を使用している。
《ひぐち君評》
「酸味がキャンディの『小梅』みたいで、口の中でピチピチとはじける感じがチャーミングで……。あっ、すいません、ワインの世界では『チャーミング』と表現したりするんですよ(笑)。
泡も心地よいんで、女性にも好まれると思います。チキンやイチゴのケーキにも合うので、クリスマスにピッタリのワインです」
【大晦日の1本】
●『ファットリア・アル・フィオーレ ハナ2019』(ロゼ)/3432円
「スチューベン」というアメリカ産の食用ブドウの品種が95%と、「ネオマスカット」5%をブレンドして作られている。
《ひぐち君評》
「アルコール度数が10%(通常の赤ワインは12~16%)と低く、ジューシーなので、お酒が得意じゃない人にもオススメです。味の特徴としては旨みや出汁感があり、蕎麦に合うんじゃないかと思います。年越しそばと合わせてみてほしいですね。
優しい味で癒されると思いますから、皆さんの1年の疲れを取ってくれるのではないでしょうか」
【正月の1本】
●『安心院スパークリングワイン』(白)/3398円
製造している「安心院葡萄酒工房」は、麦焼酎「いいちこ」を作っている、大分県の酒造会社「三和酒類」の工房。白ワイン用のブドウ品種・シャルドネを使ったスパークリングワインで、毎年おこなわれている『日本ワインコンクール』で最高賞を、何度も受賞している。
《ひぐち君評》
「上品で、すごくクリーミーな泡。爽やかな酸味とキリッとしたドライな味わいがおせち料理に合うんです。魚などの生臭みを、すっきりリセットしてくれます」
【誕生日やパーティー、記念日の1本】
●『シャトーマルス 甲州 オランジュ・グリ 2019』(白)/1628円
日本固有のブドウ品種「甲州種」の色素成分を充分に引き出したワイン。白ワインだが、ほんのりとオレンジに色づいている。
《ひぐち君評》
「白桃のような甘い香りや、みかんのような和柑橘の香りを持ち、皮由来の渋みや苦みが料理によく合います。鍋料理にも合います。
山梨県には桃のピクルスがあるのですが、それとの相性もよく、一度試してもらいたいです。オレンジ色のワインは珍しいので、『なにこれ?』と、パーティーの盛り上げ役の1つになるのでは」
ーーなんでブドウなのにオレンジ色なんですか?
「醸造方法が違うんです。赤ワインは、黒ブドウを皮と種が付いた状態で、発酵させてから搾るんです。白ワインは白ブドウから先に果汁だけを取り出して、そのジュースを発酵させて造ります。
オレンジワインは白ブドウを使うのですが、赤ワインと同じように皮と種と一緒に発酵させてから搾るんです。そうすることで、オレンジ色になるんですよ。
オレンジワインは今ブームで、ワイン雑誌などでよく特集が組まれていますが、一般的にはまだ浸透してないので、だいたいみんな『ミカンが入ってるの?』って聞いてきたりします」
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取材&文・インタビューマン山下
1968年、香川県生まれ。1992年、世界のナベアツ(現・桂三度)とジャリズム結成、2011年に解散。同年、オモロー山下に改名し、ピン活動するも2017年に芸人を引退。現在はインタビュアー、ライター、お笑いジャーナリスト