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M-1ファイナリスト「ニューヨーク」最悪!だった昨年を超えて「漫才最高!」と叫びたい
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2020.12.19 20:00 最終更新日:2020.12.19 20:00
無名だったミルクボーイが、昨年、M-1史上最高得点(※現在の審査方法において)で優勝を果たし、今ではゴールデンタイムのバラエティー番組のメインを務めるほどの人気芸人に大躍進。一昨年の王者・霜降り明星は、いま芸能界を席巻している「お笑い第七世代」くくりを生み出すきっかけにもなった。
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初代王者・中川家から始まりアンタッチャブル、サンドウィッチマンなど数多くの人気芸人を世に出してきた、漫才日本一を決める『M-1グランプリ』。
SmartFLASHでは、今年もM-1グランプリ2020決勝に駒を進めたファイナリスト9組を総直撃。12月20日(日)の決勝までの毎日、1組ずつ紹介していく。
ラスト9組目は、2年連続で決勝に進出した「ニューヨーク」。初の決勝進出だった昨年、ネタ披露後に審査員の松本人志から「(ツッコミ方が)好きじゃない」と言われたが、すぐに「最悪や!」と強気に反応して存在を印象づけ、その後、テレビ出演が増加。今年はコント日本一を決める『キングオブコント』でも準優勝を果たし、勢いに乗っている。
「賞レースには“旬”みたいなものがある」と語り、今年が勝負と意気込む2人が、コロナ禍の難しい状況下での大会を「最高や!」と締めることができるか。
――決勝進出おめでとうございます。今のお気持ちはいかがですか。
屋敷 ホッとしているというか、リベンジする場に立てる嬉しさがあります。今年(決勝)を逃したらマズい雰囲気は感じていたので。賞レースには“旬”みたいなものがあるので、この勢いで行っておかないと。去年はまったく旬じゃないところをこじ開けましたが、今年は『キングオブコント』でも準優勝してという流れがあったので、M-1でガツンと結果を出したいという思いはありました。
嶋佐 今までは「決勝に行きたい!」という気持ちでしたが、今年は「決勝に行かないといけない」と初めて思っていました。
屋敷 今年に入ってちょこちょこといろいろな仕事に呼んでもらえているのは、去年のM-1決勝があってこそなので、今年決勝に行けなかったらまた元に戻るんじゃないか、という強迫観念みたいなものも若干ありました。そんなん気にせんでもええんやろな……という思いもありつつ。
――今年は新型コロナウィルスの影響もあったと思いますが、準決勝までを振り返っていかがでしたか。
屋敷 楽しくやれました。コロナ禍の影響で、例年と違って会場に入って30分後には出番。いつもは1~ 2時間前に入って、舞台袖で他の芸人のネタを見たりするんですが、そういうのがなかったのでテンポよく進んだ感じで。
嶋佐 客席数の制限はありましたが、そこまでやりにくさは感じなかったです。2回戦あたりでちょうど(制限が緩和されて)お客さんも増えて。
屋敷 自粛前の2月ごろ以来、久々にお客さんの前で笑いを取っているという感覚でした。
――そんな今年1年を漢字4文字で表すと、どんな言葉になりますか?
嶋佐 4文字? 難しいな……。「変化」は入れたいですね。コロナもあったし、僕ら自身の変化もあったし。うーん……(長考)。
――「変化成功」とか?「変化元年」とか?
嶋佐 変化元年、いいっすね! もらっちゃっていいっすか? オレが考えた感じで書いてもらって(笑)。
屋敷 僕は「収入上昇」で。
嶋佐 なら俺は「引越上等」っすね。
――先日、テレビ番組で紹介された自宅VTRは、10年前から住んでいる家賃5万6000円のお部屋でしたね。
屋敷 今年1年をまとめて「引越上等」って意味わからん(笑)。僕の方は「漫才最高」に変えてもらっていいですか。去年のM-1では(ネタの後の松本さんとの絡みで)「最悪やー!」と言ったので、今年は面白いと思ってもらえて「漫才最高や!」と言えるように。
――「ファイナリストの中で、自分たちが一番だ!」と思っていることは何ですか?
屋敷 「一番怖いものがない」。去年トップバッターで松本さんにめちゃくちゃ低い点数で「好みじゃない」と言われたので、去年以下はないと思っています。決勝まで来たからにはもう上がるだけ。あとはカマすだけです。
嶋佐 同じで。彼の答えがしっくり来たので。
屋敷 ヤバっ! お前、さっきから自分の答え思いついてないなー(笑)。