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ブラザートム、不倫報道で「家族と別居」告白…酒浸り、悔悟の日々から再出発へ

エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2020.12.22 06:00 最終更新日:2020.12.22 11:41

ブラザートム、不倫報道で「家族と別居」告白…酒浸り、悔悟の日々から再出発へ

 

 本誌が10月27日号で報じた、ミュージシャンのブラザートム(64)の不倫スクープ。2016年4月に発生した熊本地震にいち早く復興ボランティアとして名乗りを上げたトムだったが、その裏では、既婚者でありながら被災地在住のシングルマザー・A子さん(44)と、4年にわたる遠距離不倫関係を続けていた。

 

 

 本誌は、熊本県下でNPO法人を運営するA子さんにも取材。交際の経緯から、彼女が受けた「モラハラ」の内容までを詳報した。

 

 事務所を通して不倫を認める声明を発表したものの、公の場で釈明することはなかったトムが、12月14日、本誌の取材に応じ、率直な思いを明かした。トムは、取材場所に黒いスーツ姿で現われた。いくぶん頬がこけ、憔悴した印象を受ける。

 

「『不倫の報道が出る』という連絡を事前に受け、いつ家族に言おうかと悩んだんですが、結局、雑誌の発売前日に伝えました。記事を読んだ妻は……見たことがないくらい悲しい顔をしていました。友人、知人、周囲の人たちからは『最悪だ、最低だ』と言われ、とてつもなく叱られましたね。

 

 記事が出たことで、家族とは別居することになりました。僕が友達の家に居候したり、家族が親戚の家に身を寄せたり。家族や友人、また仕事でお世話になっている方など、本当にたくさんの人をがっかりさせてしまいました」

 

 報道後、9年半パーソナリティを務めていたラジオ番組を降板した。

 

「日がたつと、仕事がひとつ消え、ふたつ消え、その都度どうにもできない気持ちになりました。自責の念と不安から、酒浸りになって外に出なくなり、立っているだけで精いっぱいという危うい精神状況でした。最近になってようやく、こうしてお話しできるくらいに回復してきたんです」

 

 11月末には所属事務所を退社。個人事務所を設立した。

 

「事務所を退社したのは、報道のせいではありません。ここ数年、テレビの仕事は年齢的にも減り、舞台やコンサートなど、やりたい仕事を選ぶようになってきていました。そのため、個人事務所へのシフトを考えていた矢先に報道が重なり、勘繰られてしまいました。

 

 報道が火つけになったかもしれないけど、円満退社であることは間違いありません。誤解されても仕方ないですけどね」

 

 既婚者でありながら不倫していた事実には、どう向き合っているのだろうか。

 

「不倫に関しては、自分のしたことなので、言い訳も反論もありません。当時、妻とは、とてもうまくいっていました。家族のことは、大好きなんです。だからこそ、家族を結果的に裏切った形になり、すまなかったという負い目はあります」

 

 もちろんA子さんに対して、申し訳ない思いはあるという。

 

「ただ、彼女を裏切っていた意識は、僕には正直なかったんです。嫌な思いをさせていたのに気づけなかったことは、強く悔やんでいます」

 

 A子さんの主張によると、彼女はトムから強烈な束縛で支配下に置かれ、精神的に追い詰められ、自殺まで図ったという。本誌の報道時には、DV問題を専門とする弁護士も「典型的なモラハラ」と断じた。そんな特異な関係性について、自覚はあったのか。

 

「僕には、彼女をコントロールしていた意識も意図もなかったんです。それを彼女がモラハラと受け取ったのなら、申し訳なく思います」

 

 A子さんの連絡先のデータは消してしまった、というトム。終始彼女を気遣いながら、「このコメントをもって謝罪とさせていただければと思います」と、直接謝罪する意思はないとした。

 

 トムの謝罪を受け、A子さんは、どんな感想を抱いたのか。

 

「私としては、彼の言い分に納得できないし、謝罪とは受け取れません。まだ自分を守っているような発言は、遺憾にすら思います。彼もメンタル的に追い込まれたとは思いますが、こちらの痛みも、思い知ってほしいですね」

 

 トムは、今後も被災地の支援を続けたいと語る。トムとは20年来のつき合いだという、熊本市在住の長江浩史さん(57)は、トムの今後を気遣う。

 

「熊本地震のとき、すぐに避難所に来て、子供たちに本の読み聞かせをしたり、歌を歌ってくれたりしました。被災地の子供たちが描いた絵を東京で展示し、義援金を集めてくれたことも。浮気はたしかによくないですが、トムさんがおこなってきたことを、すべて否定はしないでください」

 

 トムが、熊本への思いが本物だと証明できるかどうかは、これからの行動にかかっている――。

 

(週刊FLASH 2021年1月5日・12日合併号)

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