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【荒木師匠の実践!婚活道】ホントかよ年収3000万円、男のプロフは嘘ばかり

エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2021.01.04 16:00 最終更新日:2021.01.04 16:00

【荒木師匠の実践!婚活道】ホントかよ年収3000万円、男のプロフは嘘ばかり

 

 皆さんはじめまして、荒木久美子です。バブル時代は「荒木師匠」として、ジュリアナ東京のお立ち台で踊っていました。そんな私は、いま婚活トレーナーとして「婚活塾」をやっています。

 

 2020年はコロナに振り回された年でした。
 震災やコロナなど社会不安が広がると、それまでバリキャリでオートロックのマンションに住み、彼氏がいなくても不倫していても特に困ってなかった独身女性が、急に「私は1人なんだ!」という気持ちになり、将来が不安だと思い、誰かに守ってもらいたくなって婚活を始める。

 

 

 しかし、社会不安が広がっても男性は関係ないのです。
 どうせ男は、生まれたときから、何があったって「自分の人生を自分で背負わなければいけない」と決まっているので、そういったことで「よし婚活しよう!」とはなりません。

 

 そもそも婚活市場は女性の方が圧倒的に多いのです。私の肌感覚で言えば、

 

○20代 男5 女5
○30代前半 男4 女6
○30代後半~40代前半 男3 女7
○40代後半 男2 女8
○50代~  男1 女9

 

 という感じの比率で年齢とともにどんどん女性が余っていく。コロナ禍でますます婚活市場に女性が参入しているので、女性の婚活はさらに厳しくなるという図式です。

 

 婚活というと、まずはお手軽に始められるマッチングアプリや婚活パーティーという流れになるわけですが、このコロナ禍において、リアルで会うパーティーより圧倒的にアプリに軍配が上がるでしょう。ちなみに1年で最もお見合いの申し込みが増えるのがお正月。当然、お手軽なアプリでも同様です。

 

 実家に帰り、「あー、今年も1人で帰っちゃったな」と、親からのプレッシャーで肩身の狭い思いをして、夜中にポチポチマッチングアプリを検索している人は相当多いでしょう。余談ですが、銀座のママの自殺が最も多いのもお正月です。要は、「1人が身にしみるのがお正月」というわけで、シングルがもっともツライのはクリスマスから年末年始、そしてバレンタインあたりまで。

 

 マッチングアプリの登録者数はとにかく多いので、女子が夢見るような年収1000万円以上の男もたくさんいます。なかには3000万円以上というツワモノも。しかし、彼らは年収証明や独身証明を出していないのです。結婚相談所では義務化されているけど、アプリやパーティーでは、女子はこれを自分で見分けなければならないのです。

 

 ラグジュアリーなタワーマンションや高級車、海外リゾート、シャンパンなど成功者の証みたいな写真をアップしている男性は警戒した方がいいでしょう。そんな写真は、適当にネットから拾ってきたものである可能性が高いからです。

 

 女性は恋活・婚活でアプリを利用している人が多いけれど、男性はヤリモク(H目的)、結婚詐欺師、既婚者、結婚する気のない遊び人、保険や不動産、毛皮やジュエリーなどの営業マン……そう、本来と違う目的でそこにいる人もたくさんいるのです。

 

「キャバ嬢より婚活女子の方が簡単にやらせてくれる」と言い切る遊び人の男性もいます。結婚したいと思っている女性の気持ちを利用して許せませんね。

 

 しかし、ちょっとイケメンだから、お金持ちだからといって「そのうち結婚してくれるかもしれない」と淡い期待を抱き、すぐにHしてしまう女性にも問題があります。このパターンは彼女どころか、間違いなくセフレにしかなれません。

 

 アプリは、20代だと男性が女性の2倍、30代だと男性が女性の2.5倍、40代だと男性が女性の4~6倍、50代以上は男性が女性の9~10倍だということをご存知ですか? 男女比は本来5対5のはずです。20代など若い男性は性欲も強いし、出会いに関心が高いから登録者数が多いと解釈していいと思うけど、50代以上は男性が女性の10倍いるわけです。なんで……?

 

 40代以上の女性で、お見合いがなかなか組めないようなモテない女性でも、アプリに登録したらすごくたくさん「いいね!」が来たという話はよくあることですが、これは、男女比がお見合い市場とまったく逆だからです。アプリでモテたからといって、40歳以上の女性は喜んでいる場合ではない。男性が女性の10倍いるということは、「ほとんどの男性は既婚者である」と考えていいでしょう。独身者が50歳になると、9割の女性が結婚したいと思い、9割の男性が結婚しないで遊びたいと思っていると推測できるのです。

 

 アプリの使用料は、女性は無料から月3000円程度、男性も3000円程度からできるので、お互い気軽に登録できるのが便利ではありますが、相手の本気度が低いのは否めません。ちなみに値段の安いサービスは本気度の低い人、年収の低い人が多い傾向にあります。これはアプリに限らず婚活パーティーなんかも同じです。

 

 逆に、男性がお医者さんだけという婚活パーティーだと、女性の参加費が3万円、男性は無料なんてことも。ということは、自分が相当な手間をかけたり、賢くないと目的を達成できないわけです。

 

 結婚相談所は独身証明、年収証明など面倒くさい書類の提出が義務づけられていて、入会金、月会費、お見合い料、成婚料などお金もそれなりにかかります。アプリと結婚相談所の中間に結婚情報サービスがあります。こちらは独身証明、年収証明は取っているけれど、仲人不在でやるから結婚相談所よりは安いです。

 

 結婚相談所は1人の仲人が面倒を見るのは30人までと言われています。いろいろ相談に乗ったりしなければならないから。でも、結婚情報サービスでは1人のスタッフが80人の会員を担当していると某社から聞いたことがあります。相談に乗るようなサービスがほぼないからこそ、さばける人数です。一番コストがかかるのが仲人役の人件費なので、無人で運営できるアプリは安くできるわけ。

 

 これを読んでる婚活女子のアナタが、胸を寄せて斜め上からアイドルやレースクイーンみたいな超あざとカワイイ写メを載せてキャバ嬢なみに男性を翻弄するテクニックを持っていれば、アプリでもそれなりの結果を出すことができるでしょう。

 

 もちろんアプリで幸せな結婚をしている人もいますが、日本最大手の「ペアーズ」では、登録者数1000万人のうち恋人ができて退会したのは20万人。つまり2%です。これは結婚ではないので、結婚となるともっと少ないはず。アプリで彼氏ができる上位2%というのは、同世代の女性を100人集めてアナタが1番か2番にカワイイということ。そうじゃない残り98%の人は、プロについてしっかり学びながら婚活するのが近道なわけです。

 

 受験はいい先生について勉強して成績を上げる。仕事はいい先輩について自分も成長していく。勉強や仕事だと当たり前にやっていることなのに、どうして婚活は自己流でやろうとするのか。シンデレラに魔法使いのおばあさん、ドラゴンボールの孫悟空に亀仙人、鬼滅の刃の炭治郎に鱗滝さん……いいメンターがいれば加速度的に成長できるのは間違いありません。この連載で、私があなたのメンターになってあげましょう。

 

●荒木師匠
1990年代、一世を風靡したディスコ「ジュリアナ東京」で元祖お立ち台ギャルとして人気に。アナウンス学校出身で、司会、ナレーション、イベントコンパニオンなどを経てバラエティタレントに。その後、銀座で母親とバーラウンジを20年経営。芸能界と銀座のノウハウを恋活・婚活に使えると考え、婚活セミナー講師に。2014年より女性向け婚活塾「東京美女活工房」をスタートさせた

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