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『世界ネコ歩き』岩合光昭監督が撮った「ネコの家族愛」ミャンマーの湖上編

エンタメ・アイドル 投稿日:2021.01.09 11:00FLASH編集部

『世界ネコ歩き』岩合光昭監督が撮った「ネコの家族愛」ミャンマーの湖上編

左から母ネコのメーワー、息子のグェ、父ネコのエーワー、娘のシュエ。湖の上で育つ、子ネコたちの日常

 

 ネコとネコ、ネコと人、ネコと街。まっすぐに生きるネコたちの目線で描く、人気ドキュメンタリー番組『岩合光昭の世界ネコ歩き』。2012年の放送開始以来、日本中のネコ好きはもちろん、ネコたちも(!?)テレビに釘づけになっている。

 

 

 そんな『ネコ歩き』の劇場版第2弾が、公開中だ。舞台は、ミャンマーのインレー湖と北海道の牧場。水と大地の上で繰り広げられる、ひたむきなネコたちの物語だ。今回は、作中のミャンマー編から、厳選シーンをお届けしよう。

 

 テレビ版『ネコ歩き』のロケで、岩合光昭監督(70)がミャンマーに行った際に気になったという、人と暮らすネコの家族。

 

「『ここで育つ子ネコの成長を見てみたい』と思って、劇場版を撮るなら、ぜひにと考えたんです」

 

 インレー湖の高床式家屋に住み、漁業を生業とする人の親子と、子ネコが2匹いるネコの夫婦。岩合監督は9カ月にわたって、彼らの日常を撮り続けた。

 

「湖の上にお父さんが建てた家で、3人と4匹が暮らしていて、とてもシンプルな生活なんです。そこがよかった。ただ、僕たち撮影隊が家の中に入ると、床が抜けるんじゃないかと心配で(笑)。再訪時は、お父さんが家の隣に撮影用のプラットホームを作ってくれました」

 

 ほんの少し距離を空けると、彼らの生活を、より自然に撮ることができたという。

 

「撮影の合間に、ミャンマーを離れるたびに子ネコたちの成長が気になって、何度も連絡を取りました。『子ネコたちは元気ですか?』って」

 湖を泳ぎ、魚を狙うネコ一家は、ネコ科の野生動物を見るようで、たくましく、美しい――。


いわごうみつあき
1950年11月27日生まれ 東京都出身 動物写真家。2012年からNHK BSプレミアムで『岩合光昭の世界ネコ歩き』の撮影を開始。2017年に映画『劇場版 岩合光昭の世界ネコ歩き コトラ家族と世界のいいコたち』を公開

 

●『劇場版 岩合光昭の世界ネコ歩き あるがままに、水と大地のネコ家族』2021年1月8日全国ロードショー
監督・撮影:岩合光昭
ナレーション:中村倫也
配給:ユナイテッド・シネマ
(C)「劇場版 岩合光昭の世界ネコ歩き2」製作委員会
(C)Mitsuaki Iwago

 

取材&文・工藤菊香

 

(週刊FLASH 2021年1月5日・12日合併号)

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