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『ウチの娘は、彼氏が出来ない!!』第1話からいきなり最終回を予想してみた
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2021.01.20 11:00 最終更新日:2021.01.20 11:00
※本記事は『ウチの娘は、彼氏が出来ない!!』(日本テレビ系)の展開・最終回を予想しているため、先入観なしでドラマを楽しみたい方は読まないことをおすすめします
放送前からアウェイな空気をまとってしまっていた『ウチの娘は、彼氏が出来ない!!』。2020年10月、タイトルと大筋のストーリーが発表された時点で、「彼氏がいないことの何が悪いの?」「恋愛を強要するのが時代遅れ」といった批判の声が多くあがっていたのだ。
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確かにそういった要素がSNSなどで批判されるのはわかるが、実際に第1話(1月13日放送)を視聴した筆者の感想としては、まぁラブコメディというフォーマットのエンタメ作品と考えれば、許容範囲かなといった感じだ。
本作は恋愛小説家・碧(菅野美穂)と娘・空(浜辺美波)のそれぞれの恋が描かれる物語である。
碧のまわりの恋人候補(?)は、気の置けない幼馴染のゴンちゃん(沢村一樹)、担当編集者となった文系塩顔男子の橘漱石(Alexandros・川上洋平)、碧のファンだというイケメン整体師の渉周一(東啓介)など。
イケメン整体師のみ、娘の空ともフラグが立っていて、1話ラストのナレーションでは「こうして母と娘の戦いの火ぶたは切られたのである」と煽られていた。なるほど、母視点でも娘視点でも、メインのお相手役はこのイケメン整体師なのか……。
さて、ここから誠に勝手ながら、この1話の内容から今後の展開と、最終回をいきなり予想したいと思う。
まず、メインの相手がイケメン整体師というのは、制作サイドのミスリードだと考える。もちろん、最初の相手は碧、空ともにイケメン整体師だろう。だが、そこから数話ごとに恋する相手がチェンジし、たとえば碧の場合、イケメン整体師の次に塩顔担当編集者、そして幼馴染といった具合に “キュン対象” が移り変わっていくのではないか。
では最後、沢村一樹演じる幼馴染と引っつくのかというと、そうではないと予想している。
■最終話の恋のお相手は有田哲平?
最終話では、“大穴キャラ” と恋のひと悶着があるかもしれない。その予想の大穴キャラとは、お調子者の小西編集長(くりぃむしちゅー・有田哲平)だ。
1話での小西はギャグパート要員という感じだったが、娘・空のナレーションによると、「母ちゃんが編集長を『小西君』と呼ぶのは、昔からの知り合いだから。なんか知らないけど、母ちゃんを見出した人が小西編集長らしい」とのこと。さらっと流れたナレーションだが、「小西君」呼びや「なんか知らないけど」という部分に “含み” を感じたのである。
じつは昔、碧とは恋人同士(もしくはそれに近しい関係性)だったという設定で、やけぼっくいに火がつくような展開なのでは……?
ちなみに本作のド頭のシーンは、小西が碧の高級タワマンを探している「どこだぁ?」という言葉から始まる。そう、このドラマは小西のセリフから幕を開けるのだ。いくら出世して編集長になったとはいえ、発掘した張本人が、作家(碧)の自宅兼仕事場に一度も訪れたことがなかったという違和感……これ、小西が碧のマンションに足を運ぶのを意図的に避けていたという、伏線になっているんじゃないか?
菅野美穂の最後の相手役が、ドラマ出演自体珍しい芸人・有田哲平であれば、けっこうなサプライズだ。沢村一樹、川上洋平、東啓介といったイケメンたちを菅野美穂の周囲に配しながら、最後は有田哲平にいくという意外性を狙っているのかもしれない。
本作の脚本家・北川悦吏子氏は、『愛していると言ってくれ』(1995年/TBS系)、『ロングバケーション』(1996年/フジテレビ系)といった名作恋愛ドラマを生み出してきた人物であり、近年手がけた『半分、青い。』(2018年/NHK)では、意外な展開で視聴者を驚かせていた。
そんな恋愛ドラマの名手が、クライマックスで碧と小西のサプライズ恋愛を描いたとしても不思議ではない。
ただ、碧と小西が引っついてハッピーエンドというラストでもない気がする。母と娘、それぞれがいくつかの恋を経て、しかし最終回エンディングには2人とも彼氏がおらず、母娘で幸せに暮らしていくというハッピーエンドになるのではないだろうか。
いずれにしても、今後の展開に惹きつけられる第1話だった。期待の第2話は、本日22時からオンエアである。
●堺屋大地
恋愛をロジカルに分析する恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラー。これまで『女子SPA!』『スゴ得』『IN LIFE』などで恋愛コラムを連載。現在は『文春オンライン』『週刊女性PRIME』『日刊SPA!』などに寄稿中