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事務所移籍でバタバタ「森七菜」芸能記者も驚く自然体の魅力
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2021.01.19 20:00 最終更新日:2021.01.19 20:00
女優の森七菜が、大手芸能プロダクション「ソニー・ミュージックアーティスツ(SMA)」に移籍する方向で調整が進んでいることが公になり、彼女の周りがザワついている。しかし待てど暮らせど、なかなか正式発表がない。どうやら移籍に問題があるようだ。
森は、昨年最もブレイクした女優の一人である。「オーディションにめっぽう強い」「とにかく、プロデューサーキラー」と評判がたつほど注目度が高い存在だ。
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その本領を発揮したのが、1月14日におこなわれた「第32回 日本ジュエリーベストドレッサー賞」。この賞は、過去1年間を通じて「最も輝いている人」「宝石が似合う人」を世代別、男性部門、特別賞のそれぞれから選考するもの。
森は10代部門で受賞し、授賞式会場に先頭で入ってきた。「あっ、これだ!」と一発で気に入ったという白と黒のロングドレスを、裾を両手で少し持ち上げ、下を気にしながら歩く。
しかし、歩き方がぎこちない。森の後に続く新木優子、戸田恵梨香、小池栄子らがスッ、スッと歩いているのに比べると、明らかにバタっ、バタッと一歩一歩踏みしめている感じだ。
その歩き方はハイヒールのせいと思われる。ヒールが高く、履き慣れていないのだろう。つまずかないように一生懸命に歩く姿は、場違いなところに紛れ込んだ子供のようだが、『がんばれー』と、つい、応援したくなる。
そうか、ここなんだ、彼女の魅力は。
上手に取り繕うわけでもなく、不安そのままの、ありのままの姿でいい、という彼女の意志が伝わってくる。計算ではない自然体の様子は好感度がおのずと高くなる。
自然体は、その後の囲みインタビューでも発揮された。
この受賞を誰に一番早く伝えたいか尋ねると、即座に「お母さんに伝えたいです」。その次は誰? と聞くと「……お父さん?」と少し間があって首を傾けて答え、会場を笑わせる。
「将来出会うステキな男性という言葉を期待したんだけど」と話を向けると、最高の答えが帰ってきた。
「それを言うと、お父さんが悲しみます」
「どうして?」
「お父さん、この間のドラマ見て泣いてました。キスシーンを見たとき泣いてたので、(彼氏に)実際会ったら気絶するんじゃないかと思います(笑)」
うまい! 絶品の答えだ。集まったマスコミから「おっ~」と、感嘆の声があがる。
先月まで放送されていたドラマ『この恋あたためますか』(TBS系)で、中村倫也とのキスシーンを家族で見たエピソードと思われるが、『キスシーン見た父、号泣』といった新聞タイトルが目に浮かぶ。
一発勝負のインタビューで、何のあざとさもなく、さらりと求められていることに自然体で答えられる。オーディションに強いプロデューサーキラーは、19歳にして天性のスター性を持っている。
しかし、この日を境に事態が動いた。森の公式インスタグラムが閉鎖され、所属事務所「ARBRE」のタレント一覧から消えたのだ。「何があったのか?」とザワつきだした。
結論からいうと、事務所の移籍調整に入っていることがわかったのだが、どうやら「大人の事情」「駆け引き」が事態を難しくしているようだ。
森は中学3年生の夏休みにスカウトされ、まもなく、WebCMにオーディションで選ばれた。その後、園子温オリジナルドラマに選ばれ、女優デビュー。そして、新海誠監督のアニメ『天気の子』のヒロイン役に2000人以上から選ばれ、『この恋あたためますか』で連続ドラマ初主演を飾った。
芸能活動を開始してたった4年のシンデレラガールで、人を引き付ける魅力は折り紙つき。
2月19日には、ダブル主演の映画の公開が控えているが、その日までに移籍問題は解決しているだろうか。宙ぶらりんのままでは今後の女優生命にも影響してくる。問題は、売れっ子になった途端の事務所移籍だ。そう簡単には円満解決といかないかもしれない。
(取材・文/芸能レポーター川内天子)