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坂下千里子、人生はノーストレス「なにをやっても“坂下千里子”で女優はあきらめた(笑)」 

エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2021.01.31 20:00 最終更新日:2021.01.31 20:00

坂下千里子、人生はノーストレス「なにをやっても“坂下千里子”で女優はあきらめた(笑)」 

 

 坂下千里子の勢いが止まらない。『これでわかった!世界のいま』(毎週日曜、NHK)、『ノンストップ!』(月曜レギュラー、フジテレビ系)に加え、バラエティや情報番組などに引っ張りだこ状態なのだ。エステのCM “チリ脚” での大ブレイクから21年、今もテレビに欠かせない存在の坂下を直撃。関係者や共演者の証言を交え、「愛される理由」の秘密に迫る。

 

 

 インタビューをおこなったのは、『ノンストップ!』出演後のフジテレビ。取材のテーマが「坂下千里子は、なぜ愛されるのか?」だと伝えると、「え、だ、大丈夫なんですか、それ?」と早速のナイスリアクション。大丈夫ですよ。

 

「ハハハ、そうなんですね。でも、モテているんでしょうか。それほど忙しいわけじゃないんですよ。毎日普通に “母親” してますから。娘は2021年の春から中学生、下の子(男の子)は小学5年生。2008年に結婚して、すぐに子供ができましたから」

 

 44歳、2児の母の坂下。若さの秘訣は何?

 

「いやいや、もう若くないですって。まあ、しいて言うなら、自分に甘いことかも。自分が嫌なことはしないとか。

 

 2年ほど前、体調が悪くなって、病院に検査に行ったんですよ。すっごいストレスが溜まってると思って。そうしたらお医者さんに、『あなた、全然ストレスないですね』って言われたんですよ。『いや、そんなはずはない』って言ったんですけどね。

 

 でも、言われてみると確かにそうかもなって。嫌なことがあっても、寝たらリセットできちゃいますから。仕事の失敗も、3日たてばスコーンと抜けますね」

 

 いまや “バラエティ女王” だが、もとは女優志望だったという。

 

「(当時)事務所の先輩に、石田姉妹(ゆり子、ひかり)や一色紗英ちゃんがいて、ああなりたいと思って。それが気がついたら、全然違うほうにきちゃってた。

 

 デビューしてから、いくつかドラマに出させてもらったんですが、あるドラマに出演させてもらったときが、酷かったんですよ。監督にバッチバチに叱られて。あれで、『自分に女優は向いてないな』って。役になりきれないんです。何をやっても、坂下千里子なんです」

 

 過酷な生存競争社会でもある、芸能界。ここまで生き抜いてこられた理由を聞いた。

 

「理由……う~ん、そんなこと、これまで考えたことないんですよね。たぶん、根っからのテレビっ子だからじゃないですか。子供のときからずっとテレビが大好きで、それが出るほうになっても、ずっと好き。この仕事、やめようと思ったことは、一度もないです」

 

 母親となった30代以降は、仕事の方向性も変わった。

 

「20代は、“ど” バラエティが大好きで、もう楽しくって。それが子供が生まれてからは、『賢くなりたい、もっと知識が欲しい』と、そういうふうになりました。子供の未来のために、『どうやったら世の中が住みやすくなるんだろう』と考えたり。興味が移っていって、出る番組も変わっていったんですよ」

 

 池上彰氏がMCを務める報道番組にも、多数出演している。

 

「池上さんの番組、すごく楽しいんですよ。わかりやすく教えてもらえるので、すーっと頭に入ってくるんです。

 

 ただ、『千里子さんは、すごく聞こうという意欲がある。だから頭にはいったん入るけど、それが抜けるのもすごく早いですよね』って、池上さんに言われたことがあるんです。同じ話を少し前にも聞いてるのに、そのたびに私が『ああ、そうなんだ!』という新鮮なリアクションをとっちゃって」

 

 だが、その新鮮なリアクションこそ、制作側が求めているのでは?

 

「そ、そうなんでしょうか。反省はしてるんですよ。小さいときから、人に何かを教えてもらうのが大好きなんです。書道は13年続けて、高校のときは、将来は習字の先生になると思ってたほどですから」

 

 街ブラ番組への出演も多い。

 

「楽しいですよ、街ブラ。私生活では、すっごい行動範囲が狭いので、知らない所に連れて

いってもらえるのが嬉しくて。知らない人に声をかけるのも平気ですね。そういうロケは、『王様のブランチ』で鍛えられたかも」

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