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【昭和郷愁館】ユーミンと中森明菜の「デビュー曲レコード」盤違いで2枚ずつ…総額は?
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2021.02.04 16:00 最終更新日:2021.02.04 16:00
コレクションのポリシーは「昭和平等」。お菓子の袋から、レアなレコード、高価な切手まで、“あの時代” を彩ったものなら、なんでも平等に集めてきたコレクター社長・大崎潔氏が、10万点を超える所蔵品から逸品を公開する本誌新連載。
第3回は、「ユーミン」こと荒井由実(当時)と中森明菜のデビューシングルのレコード。計4枚で総額は……約20万円だ。
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大崎「上の2枚は、1972年に発売されたユーミンのデビューシングルなんです」
写写丸(以下、写)「同じものが、なぜ2枚も?」
大崎「同じじゃないんです。右は1998年に発売された復刻盤。左は1972年に出たものだけど、プロモーション用の、いわゆる “白盤” というもの」
写「たしかに右のラベルは虹色なのに、左は白いですね」
大崎「もっと貴重なのは、この見本盤じゃなく、実際に売られていた “黒盤” なんです。ほとんど売れなかったんです」
写「売れなかった?」
大崎「実売300枚というのが定説ですが、一説には50枚以下だったという話も。だから黒盤は、まず出てこない。本当の “幻の一枚” なんです。私も実物は見たことがない」
写「こっち(写真下)の中森明菜は、わかります。1982年のデビューシングルですね」
大崎「ジャケットの写真が違うでしょ。左がプロモーション用の白盤で、右が通常盤。発売直前に、写真が差し替えられたようです。白盤は、意外と流通枚数が多く、希少性は低いのに、数万円以上で取引されています。中森明菜の人気は別格ですよ」
おおさききよし
1961年生まれ 株式会社ブティックオーサキ代表取締役社長。全国のコミュニティFMで放送中のラジオ番組『待夢魔神ラジオ版』のパーソナリティ
(週刊FLASH 2021年2月9日号)