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佐藤弘道、「体操のおにいさん」時代を回顧…厳しかったNHK3禁

エンタメ・アイドル 投稿日:2021.02.10 11:00FLASH編集部

佐藤弘道、「体操のおにいさん」時代を回顧…厳しかったNHK3禁

「体操のお兄さん」になりたてのころ。「子供への接し方がわからなくて大変でした」

 

「体操のお兄さん」として独り立ちをした佐藤。だが、初収録日の朝に不幸に見舞われてしまう。

 

「父が亡くなったんです。ガンでした。よく『テレビや映画の仕事をしていると親の死に目に会えない』っていうじゃないですか。それにしても『まさか初日に』です。だけど今は、この仕事をする厳しさをあのときに父が教えてくれたと思っています」

 

 芸能関係者はよく、「NHKの縛り(規則)は厳しい」と言う。本当なのだろうか。

 

「規則はありました。いわゆる『3禁』です。『車の運転をしてはいけない』『海外旅行、激しいスポーツをしてはいけない』そして『恋愛をしてはいけない』です(笑)。

 

『お兄さんの代役はいないのだから、怪我をしたり交通事故で皆さんに迷惑をかけてはいけない』ということです。恋愛禁止については、『子供たちの夢やお兄さんのイメージを壊さないように』ということのようです。もっとも僕は大学生のころからつき合っていた奥さんと26歳で結婚しちゃいましたけど(笑)。

 

 それと『教育番組に出演しているのだから、信号無視などは絶対にダメです。いつも見られていると思って24時間365日、体操のお兄さんでいてください』と言われました」

 

 下世話ながら、ギャラはどうだったのだろう。
「同世代の会社員より少し多いくらいです。休みはほとんどなかったですね。甲子園の開催中はテレビのオンエアはありませんが、全国を回ってイベントをしていました。

 

 番組を卒業してからのほうが収入はよくなりました。CMの契約も10本くらいいただけましたし、日本にいながら時差ボケになるほど番組出演や講演で忙しくなりました」

 

 あるバラエティ番組で「年収は3億円だった」と仰天告白をしていたが。

 

「そんなことも言わされましたね」と佐藤は苦笑する。「お兄さん」就任から12年がたった2005年、バトンを第11代の小林よしひさに渡した。

 

「振り返ってみると、病気になったときに休めなかったり、収録中に宙返りで膝の靭帯を伸ばしたり、腓骨を骨折したりと大変でした。

 

 だけど『体操のお兄さん』という“看板”をいただけたことは本当に感謝しています。今でも健康に関わる仕事ができますし、ライフワークにしている校庭の天然芝生化の活動にも『体操のお兄さん』がすごく役に立っています。

 

 今後は僕が各地に出向いて体操のよさを教えるのではなく、どこかに広々とした体育館やスタジオなどを作って、そこで全国から来た子供たちに指導したいです。そのためには『体操のおじいちゃん』になっても頑張ります(笑)」

 

上から反時計回りに、「レバーたたき」(600円)、「マグロユッケ」(650円)、「煮込み」(500円)、「ねぎま、ささみ、ハツ元」(各220円)、「ヌカづけ」(450円、いずれも税別)

 

「幸や」でいつも注文するのは「マグロユッケ」と「煮込み」。
「美味しい料理をいただくと元気が出るんです(笑)」
 豪快に食べる姿も若い!

 

さとうひろみち
1968年7月14日生まれ NHK『おかあさんといっしょ』第10代体操のお兄さん。日本体育大学体育学部体育学科卒業。弘前大学大学院医学研究科博士課程修了。医学博士。趣味・特技は、ゴルフ、ドライブ、水泳、スキー(SAJ1級)、スカッシュ、空中ブランコ、スポーツ全般

 

【SHOP DATA/幸や】
・住所/東京都豊島区南池袋2-41-19(東京メトロ有楽町線「東池袋駅」から徒歩1分)
・営業時間/17:00~24:00
・休み/日曜・祝日
※現在は緊急事態宣言下のため要確認

 

写真・野澤亘伸

 

(週刊FLASH 2021年2月9日号)

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