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『オー!マイ・ボス!』上白石演じる主人公、実はマウンティングで最強キャラだった

エンタメ・アイドル 投稿日:2021.02.09 11:00FLASH編集部

『オー!マイ・ボス!』上白石演じる主人公、実はマウンティングで最強キャラだった

 

 上白石萌音に謝らなければいけない。

 

 筆者は以前、上白石主演のドラマ『オー!マイ・ボス!恋は別冊で』(TBS系)の第1話を視聴して、《『オー!マイ・ボス!恋は別冊で』上白石萌音にモヤモヤが止まらない》というコラムを書かせていただいた。

 

 

 その際、女性ファッション誌編集部で下っ端の雑用係となった上白石演じる主人公・奈未に、感情移入できない視聴者の多くが離れていくかもしれないと推察した。

 

 だが、同ドラマは第1話から先週放送の第4話まで平均視聴率11%台を安定的にキープしてヒット中。しかも第4話は過去最高となる11.6%を記録したのである。
(※視聴率はビデオリサーチ調べ/平均世帯視聴率/関東地区)

 

 ただ、上白石や他キャスト、製作スタッフの方々に申し訳ないとは思うが、第1話で奈未に感じたモヤモヤまで訂正するつもりはない。「普通、人並み、安定が一番」を信条にして、“普通” や “人並み” に仕事することを舐めていると感じたのは事実だ。

 

 しかし、である。

 

 4話まで視聴して気づいたのだ、奈未がビジネスパーソンとしてとてつもない才能を持っていることに。

 

 熾烈なマウンティング(上下関係の格付け)がおこなわれる女性ファッション誌編集部という伏魔殿のような職場で、絶対に負けることのないスキルを持ち合わせていたのである。

 

 女性ファッション誌編集部といえば、2014年に沢尻エリカ主演で放送された女同士のマウンティングドラマ『ファースト・クラス』(フジテレビ系)の舞台にもなった職場だ。『オー!マイ・ボス!』で鬼編集長を演じている菜々緒が、『ファースト・クラス』で腹黒編集部員を演じていたことを記憶している方もいるだろう。

 

 現実がどうかということは別にして、多くの視聴者は「女性ファッション誌編集部=女同士のマウンティング」というイメージを抱いているはず……。

 

■マウンティングの土俵に乗らない“強さ”

 

 第4話でこんなシーンがあった。

 

 田舎から上京してきたばかりの奈未は、それまでファッションにあまり興味がなかったが、周囲の編集部員たちに感化され、自分もオシャレになりたいと思う。ある日、大きなサングラスに大きなファー付きコートを着た勘違いダサコーデで出社し、それをまわりの編集部員たちにイジられた際、こう言っていた。

 

「この間の校了のときのみなさん見て、ホントかっこよくて、私すごい人たちと仕事してるんだって思ったんです。だからちょっとでも近づきたいなって……。ファッションセンスってどうやって磨くんですか?」

 

 この素直に負けを認められる“強さ”。これこそ絶対に負けることのない最強スキルなのだ。

 

 腐っているわけでもなく、自身が最下層に属していることをあっけらかんとして受け入れる奈未。それゆえに職場の同僚たちは彼女のことを敵視しない。

 

 マウンティングが横行する職場において周囲から敵視されないということは、そのマウンティングの土俵に乗らないということでもある。くだらない格付けレースに最初から参加せず、敵を作らない奈未は、戦っていないのだから当然負けることはない。

 

 この“強さ”を持っている人は意外と少ないし、なにより周囲がコレを“強さ”と認識していないことが重要なポイントでもある。

 

 実際、奈未は“最下層”と目されながら、少しずつ仕事で成果をあげ、同僚たちから信頼を勝ち取ってきている。それだけでなく鬼編集長にも多少は認められてきているし、会社の副社長からも目をかけられている。ライバルファッション誌の女編集長とも対等に会話しており、大物たちから一目置かれ始めているのだ。

 

 奈未は目上の人たちの懐に飛び込んでいくのが非常に上手い。ドラマのご都合主義と言えばそれまでだが、ある意味、最強の人心掌握術をナチュラルに体得しているとも言えるだろう。

 

 さて、ここで奈未の現在地を確認しよう。はたして本当に最下層なのか?

 

 まだまだポカも多いがときに大仕事で結果を出し、同僚たちからも信用されており、寵愛とまではいかないが大物たちの目にもとまっている。

 

 これ、最下層どころか、そこそこのランクに思えないだろうか。

 

 そう、奈未本人も周囲も最下層だと認知しているが、実はとっくに最下層は抜け出しているのだ。いつしか周囲の編集部員たちは、負けたつもりがないのにいつの間にか奈未に負けている、もしくは取り込まれているなんてことも起こるだろう。

 

 素直さを武器に “下” から潜り込み、マウンティングの土俵に乗らずに戦わない。戦わないから負けることはないけれど、なぜかいつのまにか勝っている。

 

 奈未は計算してやっているわけではないが、真の意味で勝つのは彼女のような “強さ” を持ったビジネスパーソンなのかもしれない。今夜放送の第5話も、奈未がどんな人心掌握術を発動するか、見ものである。

 

●堺屋大地
恋愛をロジカルに分析する恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラー。これまで『女子SPA!』『スゴ得』『IN LIFE』などで恋愛コラムを連載。現在は『文春オンライン』『週刊女性PRIME』『日刊SPA!』などに寄稿中

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