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橋本マナミ、「国民の愛人」でブレイクの原点「食費一食6円の極貧生活」

エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2021.02.14 06:00 最終更新日:2021.02.14 06:00

橋本マナミ、「国民の愛人」でブレイクの原点「食費一食6円の極貧生活」

ボンビーガール時代の18歳。写真集撮影時はショートカットだった

 

「演技部門賞」をもらったが、ドラマ出演はデビュー10年で10本程度にとどまり、うち半分は死体役だった。そこで30歳を前に一念発起。以前経験したセクシーなグラビアでの展開に再び打って出たのだ。

 

「2012年には事務所も移籍し、27歳でゼロからのスタート。恥じらいを一切捨てました。開き直りというより、さらけ出す感じです。カッコつけようとするのをやめたら、すごく楽になりました。

 

 若いときから老け顔で、スタッフにも『大器晩成型だね』とはよく言われてました。でも、20歳のころはグループでグラビアを撮っても一人だけ浮いて、太陽の下でニコニコできなかった……」

 

 20歳当時の橋本の写真集やDVDを確認すると、確かにどこか自信なさげで、本人の言う「マイナスの感情」が表に出てしまっている。だが、東京で芸能活動を続けるという橋本の決心は固かった。

 

「私も含めて地元から多くの友達が上京しましたが、いまはほとんどが山形に戻っちゃいました。東京はやっぱり戦場ですから。私もグラビア再開までは仕事がなかった。

 

 でも、山形に帰ろうとは思いませんでした。絶対にいけるという根拠のない自信だけはありました。そうやって自分を奮い立たせるのもキツいんですけど」

 

「平成の団地妻」「愛人にしたい女No.1」など、自身のキャッチフレーズも率先して考案。名は体を表わすを地で行く妖艶さとバラエティ番組で見せる機転とのギャップで、幅広くファンを獲得した。

 

「愛人キャラは100%パブリックイメージ。それも〈国民の愛人〉とまで名乗ってますから、近づいてくる男性はまともな人がほとんどいません。仕事も楽しかったので、結婚は諦めかけてました」

 

 だが、2019年11月、1歳年下の勤務医と結婚し、2020年7月初めに男児を出産。月末にはすぐ仕事に復帰し、ファンを驚かせた。グラビア活動も卒業はせず、「納得のいくコンセプトがあれば続けていきたい」と意欲を燃やす。

 

「でも、結婚を公にしたら、インスタのフォロワーが激減したんです。ファンの方たちも現金ですよね。私を愛人や恋人にしたいと、本気で望む人がそれだけいたんだって思わされました(笑)」

 

 とはいえ、人妻になっていっそう、色っぽさを増した橋本だ。

 

「いまは子育てにも手探りで取り組んでいます。仕事に理解のある夫で本当に助かってます。この時間も赤ちゃんの面倒は主人が見てくれてるんですよ。彼も冷やし肉そばが大好物だから、お土産に買って帰ります」

 

 そう語るや否や、撮影中はしっとりとした様子で口にしていた蕎麦を思いきりよくすすり、満足げな笑みを浮かべるのだった。

 

はしもとまなみ 
1984年8月8日生まれ 山形県出身 1997年、中学1年時に第7回全日本国民的美少女コンテストで演技部門賞を受賞し芸能界入り。「平成の団地妻」「愛人にしたい女No.1」「国民の愛人」などのキャッチフレーズで親しまれる。峯田和伸と共演した日台合作映画『越年 Lovers』が公開中

 

【SHOP DATA/山形田】
・住所/東京都中央区銀座3-8-15 アパ銀座中央ビルB1(東京メトロ有楽町線「銀座一丁目駅」から徒歩5分)
・営業時間/11:00~14:30、17:00~22:00
・休み/土曜・日曜・祝日
※現在は緊急事態宣言下のため要確認

 

写真・野澤亘伸
文・鈴木隆祐
ヘアメイク・mahiro(エムズアップ)

 

(週刊FLASH 2021年2月9日号)

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