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松坂桃李・仲野太賀を食った「コカドケンタロウ」大物ぶりに芸能レポーターも感心

エンタメ・アイドル 投稿日:2021.02.17 11:00FLASH編集部

松坂桃李・仲野太賀を食った「コカドケンタロウ」大物ぶりに芸能レポーターも感心

 

 映画『あの頃。』の公開に先立って、公開直前イベントが2月3日に開かれ、主演の松坂桃李、仲野太賀、そしてコカドケンタロウらが出席した。

 

 コカドケンタロウ? と思ってしまうのだが、お笑いコンビ「ロッチのコカド」の方が聞きなれた名前かもしれない。そのコカドが、今作で映画初出演となる。

 

 

 だが、イベントでは松坂や仲野より、大物感を見せつけた。もしかしたら、役者としても大バケするかも、と期待がもてた。

 

 この映画は、「神聖かまってちゃん」の元マネージャー劔樹人(つるぎみきと)氏の、ハロー!プロジェクトへの熱い愛と、ハロプロを通して出会った「恋愛研究会。」の仲間たちとの出会いと別れを描いた自伝的コミックエッセイ『あの頃。男子かしまし物語』(イースト・プレス刊)を映画化したもの。

 

 ハロプロのアイドルにのめり込んでいく主人公・劔を演じたのは松坂。プライドが高くひねくれ者のコイズミ役は仲野。そして、ハロプロ全般を推すイトウ役を演じたのがコカドだ。

 

 イベントは撮影時の秘話から始まった。
 松坂は「現場に(原作者の)劔さんがけっこういらっしゃって、スタッフさんと談笑している姿だの、日常のニュアンスみたいなものを垣間見られて、役づくりに参考になりました」と笑顔で話す。

 

 その話を、うんうんと頷いていた仲野は「『恋愛研究会。』のメンバーが現場にみえたときも、『本物が来ました!』って感じでしたね」と、興奮気味。松坂も、「モノマネの歌番組で、後ろから本人が登場したときみたいで、『本物きちゃった』ってなったよね」と、本物のハロヲタになったように話し続ける。

 

 松坂は映画『新聞記者』では、日本アカデミー賞最優秀主演男優賞をとった実力派。仲野は、俳優・中野英雄を父にもち、13歳で俳優デビューするが、なかなか認められない時期を経て、今やドラマや映画に引っ張りだこ。

 

 そんな2人を前に、映画初出演のコカドが放った冷静なコメントは、報道陣から「滑舌も完璧、度胸満点」との声があがった。

 

 コカドのコメントは、家族の反応だった。

 

「僕が演じたイトウ役は、バンド『赤犬』のタカ・タカアキさんなんですよ。2歳年上の姉ちゃんが赤犬のファンで、部屋でも音楽をかけてたんです。だから、姉ちゃんに一番最初に報告したんですけど、普段はまったくリアクションせえへんのに、『スゴいね! 赤犬のメンバーやんの!』って、スッゴく喜んでくれて嬉しかったです」

 

 記者たちから「へえー、いい話じゃん」と声が漏れるほどだった。

 

 コカドの物怖じしない大物ぶりは後半にも光った。完全サプライズで登場したのが「モーニング娘。OG」の藤本美貴。事前に何も聞かされていなかった松坂、仲野は「ホンモノだぁー!」「うわー!」と言いながら、どんどん後ずさり。

 

 藤本が「映画はすでに見させていただきました。ステージに立っている私たちは、ファンの方が普段どんなことをしているのか知らなかったんです。人生をかけて応援してくださっていたことに感動しました」と話すと、松坂は「ドキドキするね……」と、隣の仲野に話しかける。仲野は「役に戻るね。汗、止まんないよ」と額をぬぐう。

 

 一方のコカド。

 

「この役をやるまで、庄司(智春)さんの奥さまのミキティだったのに、今は全然違う人みたい。モーニング娘。のミキティになっている」と、今日一番の納得のひと言だった。

 

 今をときめく役者たちを前にしても動じず、引けをとらない大物ぶりを見せたコカド。お笑い芸人が次々と俳優デビューしているなかで、さあ、それに続けるか。待たれる映画の公開は、2月19日だ。(取材・文/芸能レポーター川内天子)

 

(c)2020「あの頃。」製作委員会

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