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『ビー・バップ・ハイスクール』のノブオが明かす撮影秘話「怪我に合わせて話を作ってた」

エンタメ・アイドル 投稿日:2021.02.18 16:00FLASH編集部

『ビー・バップ・ハイスクール』のノブオが明かす撮影秘話「怪我に合わせて話を作ってた」

 

 1985年に公開された映画『ビー・バップ・ハイスクール』。『週刊ヤングマガジン』の人気連載漫画を実写化した同作は、大ヒットを記録し、日本全国のヤンキーを熱狂させた。6本のシリーズ作品となった名作映画の誕生から35年が過ぎ、“ビー・バップ軍団” は、どんな大人になっているのだろうか。

 

 作中で兼子信雄を熱演した、古川勉さん(52)を訪ねた――。

 

 

 清水宏次朗演じる「ヒロシ」と、仲村トオル演じる「トオル」が通う愛徳高校の一番舎弟である「ノブオ(兼子信雄)」を演じた古川さん。警察官になる予定が、役者としてデビューすることになったという。

 

「当時、水産高校の3年生でヨット部でした。書類選考を通って、一次審査で呼ばれた日程が、警察官の採用試験日とかぶったんです。父親に相談したら『やりたいほうをやればいい』と言われて、役者の道を選びました。

 

 オーディション会場は、『間違ったとこに来ちゃったんじゃねえか』と思うくらい、みんなパンチパーマで、そこら中でポケベルが鳴ってましたね(笑)」

 

 古川さんは、シリーズ全6作に出演した。

 

「ほとんどの人が怪我したと思いますよ。骨折したり、僕も指を切って縫いましたし、よく死人が出なかったなあ。

 

 5作めで、ホバークラフトで敵のアジトに突っ込むシーンがあったんですが、そこは製紙工場で埃がすごかったんです。それで角膜が傷ついちゃったんですよね。でも、治るのを待ってられないから、『じゃあ、ノブオはここから眼帯で』って撮りましたからね。

 

 トオルさんが膝を怪我すれば、『じゃあ、ここでトオルの脚を槍で突いとくか』みたいなノリで、後づけで話を合わせてましたから(笑)」

 

 当時はファンクラブもあったほどの人気だったが、結婚を機に役者の道を諦め、故郷の千葉県・銚子へと戻った。

 

「父親が損害保険の代理店をやっていて、今は保険の総合代理店の執行役員です。損保協会では、いちばん上の資格である『トータルプランナー』まで持ってるんですよ。本当は役者を続けたかったし、東京にいたかったんですけどね」

 


ふるかわつとむ
1968年2月10日生まれ 千葉県出身 『ビー・バップ』シリーズ全作を通じて、トオルとヒロシの一番舎弟の愛徳高校・兼子信雄役で出演。以後も俳優として活躍するも、1990年に引退。現在は地元の銚子市で保険代理店の執行役員

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