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中島健人「カメラが回ってないときも…」夏目漱石のひ孫が語る“超真面目”な素顔
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2021.02.23 20:00 最終更新日:2021.02.23 20:00
●浅野忠信に“男気”あり!「早く帰らせてあげよう」の心遣いに恐縮
2016年に公開された映画『淵に立つ』(深田晃司監督)では、主演の浅野忠信(47)に指導したという。
「この作品では、挿入歌のスコットランド民謡の編曲とオルガンの演奏指導で参加させていただきました。浅野さんは、すごく男気がある方で。
僕が一日じゅう、現場に張り付いてなければいけない日があったのですが、浅野さんはその当時の僕が夜中に作曲して日中に眠る体質だと聞いていたらしく、『夏目さんの仕事終わったなら、早く帰らせてあげてよ』ってスタッフさんに言ってくださったんです。
感謝しながら、『気を使っていただかなくても大丈夫ですよ』とお伝えしたのですが、浅野さんは『段取り的に夏目さんのシーンを早くできるなら、やろう』って。
しかも、ご本人がバンド活動をしていることもあり、オルガン演奏を教えると、すぐに弾けていらっしゃったんですよ。オダギリさんのギターもそうでしたが、『俳優さんって、本当に多才ですごいな』と思いましたね」
哲郎氏の、現在の活動は?
「いまは音楽のプロジェクトをいくつか抱えていまして、そのひとつとして、『STAY TUNE』という新しい女性ボーカルグループのプロデュースを妻と一緒にやろうとしています。TONNKOの楽曲へも、できる限り関わっていくつもりです。
また、『T Music Japan』というレーベルを妻と一緒に立ち上げまして、音楽の多岐にわたる育成、指導、サポートからプロデュース、楽曲制作、CD制作、楽曲配信なども一緒におこなっていきます。
新しい挑戦としては、ヨーロッパで音楽活動をおこなっていたTONNKOの独特な幻想的で癒しの音楽センスと、僕の得意とするファンキー&ソウルフルな音楽センスを合わせた、今までにない新しい音楽のジャンルを創ろうと頑張っているところです。
漱石の小説が今でも愛されるのは、やはり人の心の奥底に触れる作品だったからではないでしょうか。僕と妻も力を合わせて、このコロナ禍に世の中を元気にさせるような、少しでも誰かのためになるような音楽を世に出したいと思っています」
漱石のDNAが通う新ジャンルの音楽――。どんな音色になるのか、楽しみだ。
写真・KAJII