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“連れション退職”“SNS拒絶”を防げ!「Z世代」新入社員のトリセツ鉄則20条…合言葉は「否定厳禁」

エンタメ・アイドル 投稿日:2021.04.07 06:00FLASH編集部

“連れション退職”“SNS拒絶”を防げ!「Z世代」新入社員のトリセツ鉄則20条…合言葉は「否定厳禁」

広瀬すず(1998年6月19日生まれ)、橋本環奈(1999年2月3日生まれ)もZ世代

 

 若者を「ゆとり世代」と、ひと括りにするのは、もう古い! 最近耳にする「Z世代」。広瀬すず(22)、橋本環奈(22)などと同年代のこの世代は、「ネット」どころか「スマホ」「SNS」「動画サイト」が常識だ。

 

「日本では “脱ゆとり教育” を経験してきた若者を『Z世代』と呼びますね」

 

 そう話すのは、『Z世代 若者はなぜインスタ・TikTokにハマるのか?』(光文社新書)の著者である、マーケティングアナリストの原田曜平氏(44)だ。

 

 

 米国発祥の「Z世代(ジェネレーションZ)」という言葉。インターネットの利用はパソコンが中心だった「ジェネレーションY」から、スマホが当たり前になった “進んだ世代” の意味らしい。2021年の新入社員も、まさにこの世代だ。

 

「このZ世代が注目を集めているのは、日本が『労働力不足』という問題に直面しつつあるからです。ここ数年で『業績はいいけど、働く人が足りずに倒産する』という “人手不足倒産” が非常に増えています。新卒採用の社員をうまく労働力にできるかが、企業の命に関わるんです」(原田氏)

 

 そうーー。主力世代である30代以上にも、これからはZ世代の “操縦” が求められるのだ。そこで原田氏に、Z世代の「トリセツ鉄則20」を聞いた。

 

(1)「ダイヤモンドの卵」ですから
「新型コロナ前の数字ですが、今は『2社受ければ採用される』ほどの求人倍率。新入社員は採用時に、とても大切に扱われてきているんです」(以下、断わりのない発言はすべて原田氏)

 

(2)「君は会社に必要」を求めている
「周囲と同程度には認められたい世代です。『社員を順番に表彰する』でもいいので、無理やりにでも賞賛する機会を作るべきでしょう」

 

(3)「ムチを打つ」は理解できない
「彼らは “チル(=まったり)” という価値観が強いのが特徴です。『会社に居場所がなくなるよ』と “脅し” をかけても『そこまでして続ける仕事じゃない』と思われるだけです」

 

(4)「仕事に捧げる」も理解できない
「チルが表わすように、『私生活』や『マイペース』のほうが大事だと感じています。『仕事に自己実現を求める』なんて感覚もありません」

 

(5) グループでは1人の「積極派」を探す
「つねにSNSで繋がってきた、同調志向が強い世代です。それを逆手にとり、Z世代が集まるグループでは積極的に発言したり、行動する1人を探すべきです。そういう1人が現われないと、会議やチャットの場でも、ずっと無言が続くこともザラにあります」

 

(6)「連れション離職」に気をつけろ!
「同調志向がマイナスに働く代表例が、『連れション離職』です。社内や部署内で1人辞めたら、『俺も』『俺も』と “連れション” のように辞めていきかねません」

 

(7)接し方は「褒めが9割、改善1割」
「野村克也氏の『無視・称賛・非難』という人心掌握術が有名ですが、Z世代に無視・非難はNG。褒めてあげて、『君のもいいけど、俺はこっちも好きだな』といった “改善案” を与えるのがいいでしょう」

 

(8)「俺の背中を見ろ」……なんだそれ?
「人口が少ない世代です。かまってくれる大人は、ほかにもたくさんいると思っています」

 

(9)「少し頑張って、少しの成果」がいい
「彼らは『自意識は高いが重圧は嫌い』という、ややこしい心情の持ち主なんです。たとえば『ベンチャーに行き、数年で部長に』なんて生き方は、責任が重すぎると感じる安定志向です。成功が見込める仕事から与えるべきでしょう」

 

(10)とはいえ「権限」は欲しい世代です
「ただ、彼らにやるべきことがないのも、肯定感が失われてダメ。上司は『こなすべき仕事のリストアップ』など、Z世代の仕事をお膳立てする裏方になるべきです」

 

 ここまでの10項目は、仕事場での接し方。後半はZ世代の “生態” を理解していく!

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