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『青天を衝け』仮面ライダー俳優3人が大躍進…吉沢亮以外の2人とは?

エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2021.04.11 06:00 最終更新日:2021.04.11 06:00

『青天を衝け』仮面ライダー俳優3人が大躍進…吉沢亮以外の2人とは?

主役ライダーたちをごぼう抜きした吉沢亮

 

 先週放送の第8話では、仮面ライダー俳優たちが大いに盛り上げていた――。2024年度から新一万円札の顔となる渋沢栄一、その生涯を描く大河ドラマ『青天を衝け』(NHK)で主演しているのは吉沢亮だ。

 

 吉沢が仮面ライダー俳優だったことを知っている人は多いと思うが、出演した『仮面ライダーフォーゼ』(2011年/テレビ朝日系、以下同)で主役を張っていたのは福士蒼汰。実は、吉沢は通称 “2号ライダー” と呼ばれる仲間の仮面ライダーだった。

 

 

 福士も『仮面ライダー』後、数々のドラマや映画に出演して人気を博しているが、現在の勢いや人気は大河主演を果たした吉沢が上だろう。

 

 いや、福士だけでなく、吉沢は『仮面ライダー』の主役を張っていた多くのイケメン俳優たちをごぼう抜きしている。

 

 そもそも、『仮面ライダー』に主演することは、売れっ子俳優のレールに乗ったものと思われるかもしれないが、全員が全員売れているわけではない。

 

 ここで平成以降に放送された『仮面ライダー』で主演し、俳優としてブレイクした役者たちを見てみよう。

 

●『仮面ライダークウガ』(2000年)主演のオダギリジョー
●『仮面ライダーカブト』(2006年)主演の水嶋ヒロ
●『仮面ライダー電王』(2007年)主演の佐藤健
●『仮面ライダーキバ』(2008年)主演の瀬戸康史
●『仮面ライダーW(ダブル)』(2009年)主演の菅田将暉
●『仮面ライダーフォーゼ』(2011年)主演の福士蒼汰
●『仮面ライダードライブ』(2014年)主演の竹内涼真

 

 誰しも異論なくブレイクしたと言えるのはこのあたりだろう。

 

 こうして名を連ねるとそうそうたるメンツだが、平成以降の『仮面ライダー』シリーズは20作以上あるため、主演俳優が必ずしもブレイクしているわけでもない。

 

 そして、ここで名をあげたブレイク組の主役ライダーを除けば、すでに吉沢は多くの主役ライダーの “上” をいっている。

 

 さすがにオダギリ、佐藤、菅田あたりには及んでいないと思うが、それでもブレイク組の主役ライダーたちも大河ドラマの主演という大役は担っていない。吉沢は、非・主役の仮面ライダー俳優の面目躍如といっていい。

 

 ここまでの話を聞いて、主役ではなかった仮面ライダー俳優の躍進といっても、吉沢だけじゃないか、と思うかもしれない。だが、『青天を衝け』には非・主役の仮面ライダー俳優が吉沢以外に2人出演している。

 

 まず『仮面ライダーアギト』(2001年)で、仮面ライダーG3になる警視庁所属の警部補役を演じていた要潤。『青天を衝け』では徳川慶喜(草なぎ剛)の優れた才知に心酔し、次期将軍に押し上げようと奔走する福井藩主・松平慶永(春嶽)を演じている。

 

 ちなみに『仮面ライダーアギト』で主役ライダーを演じた賀集利樹は、一時期はドラマやバラエティ番組で見かける機会が多かったが、現在はなかなかテレビでお目にかかれなくなっている。

 

 続いて『仮面ライダーゴースト』(2015年)で、仮面ライダーネクロムに変身する敵か味方かわからなかったミステリアスな青年を演じていた磯村勇斗。『青天を衝け』には先週放送の第8話から、江戸幕府・第14代将軍となる徳川家茂役として満を持して登場した。

 

『仮面ライダーゴースト』で主役ライダーを演じた西銘駿は、近年もたびたびドラマに出演しているが、ちょい役が多い。朝ドラ『ひよっこ』(2017年/NHK)や、映画化もされたドラマ『今日から俺は!!』(2018年/日本テレビ)で主要キャラを演じた磯村のほうが、何歩も先をいっている印象だ。

 

 先週放送の第8話ではスポット的な登場にとどまっていた磯村だが、今夜放送の第9話以降、見せ場が増えてくるだろう。役どころからして吉沢とガッツリ絡むことはないかもしれないが、非・主役の仮面ライダー俳優3人が今年の大河を盛り立てているのは間違いない。

 

●堺屋大地
恋愛をロジカルに分析する恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラー。これまで『女子SPA!』『スゴ得』『IN LIFE』などで恋愛コラムを連載。現在は『文春オンライン』『週刊女性PRIME』『日刊SPA!』などに寄稿中

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