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芸能人ファンも多い『北の国から』松本人志の誕生会ではモノマネが恒例

エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2021.04.12 06:00 最終更新日:2021.04.12 06:00

芸能人ファンも多い『北の国から』松本人志の誕生会ではモノマネが恒例

 

 3月24日に亡くなられた俳優の田中邦衛さん。田中さんと言えば、ドラマ『北の国から』(フジテレビ系)の黒板五郎役が思い出されます。

 

 芸人界にもファンが多く、雨上がり決死隊の蛍原徹さんは、好きが高じてドラマの舞台となった「ふらの観光大使」に就任したほどです。

 

 COWCOWの善しさんは、ピン芸人の日本一を決める大会『R-1ぐらんぷり』(フジテレビ系)で五郎さんのモノマネでファイナリストにもなっています。

 

 

 善しさんは田中さんの訃報を知り、SNSで「田中邦衛さんのおかげでたくさんのネタができました。たくさん笑いをいただきました。芸人を続けることができました。大好きです。ありがとうございました。ご冥福をお祈りいたします。」と感謝の気持ちをつづっています。

 

 北の国からファンの松本人志さんの誕生会では、善しさんが毎年五郎さんに扮して誕生ケーキを持って登場するのが恒例です。筆者も毎年同席して見させていただいてますが、その舞台裏を以前、善しさんが明かしてくれました。

 

「松本さんの誕生日が9月なんですけど、毎年5月ぐらいから何をやるか考えているんです(笑)」

 

 五郎さんの扮装でケーキを持って登場する演出は年々進化していき、善しさんご自身のお子さんを純と蛍役にして寸劇をしたことも。そして、翌年の蛍役が本物の中嶋朋子さんだったときは、サプライズだったため会場が騒然としました。

 

 善しさんが、『北の国から』について語り合うライブで共演したナイツ・塙宣之さんに相談したところ、清水みちこさんを介して中嶋さんを紹介していただいたそうです。善しさんは中嶋さんとの寸劇の内容が回を増すごとに濃くなっていると言います。

 

「メールで『今回はこういうのがやりたいんですよ』と中嶋さんから連絡がありまして、『ありがとうございます。じゃあ僕も考えます』って言って僕も案を送って。そしたら中嶋さんが『じぁ、こうしません?』みたいなメールのやり取りを2カ月も(笑)。誕生会当日は控え室もないので、誕生日会の会場裏にある外のベンチで待機です(笑)。そこで着替えや稽古とかもしてました」

 

 最終的には、中嶋さんの実の息子さんまで参加していただくことに。息子さんは『北の国から』の劇中にも出られていたため、大きくなった姿を見た松本さんも感動していました。

 

 ドラマスペシャルとしてシリーズ化され、最終章となった『北の国から 2002遺言』が2002年に放送されてから、20年近くたちます。そのため最近では知らない若い人が増えたこともあり、田中邦衛さんのモノマネをする芸人さんもめっきり減ったように感じていました。

 

 しかし、26歳のあいみょんさんが、最近SNSで「黒板」と刺繍された五郎さんのトレードマークのニット帽をかぶったり、田中邦衛さんの追悼で放送された『北の国から 87初恋』について「初恋さいこうですよね…。心が温まるどころか溶けます」と絶賛したりしていました。

 

『北の国から』は、あいみょんさんのような若い世代にも今後語り継がれていき、ジブリ映画のように幅広い世代に知って欲しいドラマです。

 

 最後に……田中邦衛さん、たくさんの素晴らしい作品で感動を与えていただきまして、本当にありがとうございました。

 

取材・文/インタビューマン山下

 

 1968年、香川県生まれ。1992年、世界のナベアツ(現・桂三度)とジャリズム結成、2011年に解散。同年、オモロー山下に改名し、ピン活動するも2017年に芸人を引退。現在はインタビュアー・ライター・お笑いジャーナリスト

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