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岸田敏志「『きみの朝』はドラマの脚本通りに大ヒットした!」

エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2016.12.09 20:00 最終更新日:2016.12.09 20:00

岸田敏志「『きみの朝』はドラマの脚本通りに大ヒットした!」

 

「この曲ははっきり言って、TBSドラマ班の勝利です。ほんとによく考えられた戦略だったと思います」

 

 高視聴率を叩き出していた木曜午後9時の『ザ・ベストテン』のあと、午後10時からドラマ『愛と喝采と』(1979年、TBS系)が放送されていた。

 

 同ドラマは、音楽プロダクションの社長(十朱幸代)が、新人歌手の武井吾郎(岸田智史)を育てていくストーリーだ。

 

「ドラマの脚本に、吾郎が『ザ・ベストテン』の人気コーナー『今週のスポットライト』に出演し、『きみの朝』を歌い、翌日からレコードが売れだす……、と書いてあって。

 

 それから1カ月半後、本当に、僕がスポットライトに出てこの曲を歌って、続くそのドラマで、『ほら、吾郎ちゃんがベストテンに出てるよ!』って、その映像も流すんです。

 

 ドラマの脚本のように、『きみの朝』は、瞬く間に売れていった。音楽番組とドラマの連携によって生まれたヒット曲なんです。

 

 僕自身は、売れるなんて夢にも思ってなかった(笑)。ドラマ班のスタッフには、『君は言われたとおりに歌っていればいいから』って言われていました(笑)。

 

 僕にとっての『きみの朝』は、誘われて、挑戦して、人生が大きく変わった曲。歌手になることも、俳優になることも、声をかけてもらったから、やってみようと思った。

 

 もし誘われていなかったら、岡山の学校で教師をしていたと思います」

 

<岸田智史『きみの朝』>
1979年3月21日発売
作詞:岡本おさみ 作曲:岸田智史
●売上枚数:59.9万枚(1979年)
●ザ・ベストテン初登場:1979年5月31日9位
●最高位:2位 ●連続ランクイン:13週

 

カラオケ・ワンポイント・アドバイス!>
 この歌は、1番、2番、3番で、微妙に譜割りが違うので、原曲どおりに歌うと、カラオケの点数が上がりません。高い音は、ファルセットを多用しています。地声とファルセットをうまく使い分けましょう。

 

<岸田敏志 Satoshi Kishida>
1953年岡山県生まれ。63歳。京都教育大学教育学部体育学科
卒業。1979年、『愛と喝采と』(TBS系)で俳優デビュー。岸田敏志40周年記念ディナーショー開催。2月12日大阪 フラミンゴ・ジ・アリューシャ 2月24日東京 恵比寿 アクトスクエア 3月3日岡山 THE MAGRITTE HP http://www.kissy21.com/

※2000年、芸名を智史から敏志に改名

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