7位は茅野愛衣。超癒やし系ボイスだが、じつは相当な酒好きでも有名だ。
「前職はリラクゼーション関係の仕事で特技はマッサージという、まさに癒やしの女神。ほんわかした声質で、美少女キャラを多く演じていましたが、近年はドMキャラやお母さんキャラなど、演技の幅を広げています」
8位は竹達彩奈。中学3年生で事務所に所属し、当時の最年少記録だった。
「大ヒット作『けいおん!』のあずにゃんこと中野梓役で大ブレイク。ソロ歌手としてだけでなく、16位の悠木碧とユニット『petit milady』でも活躍しています。低身長、爆乳のいわゆるロリ巨乳。2019年、人気声優の梶裕貴と結婚しました」
9位は雨宮天。
「名前の読みは『そら』ですが、愛称は『てんちゃん』。AKB48の横山由依にそっくりと言われています。本人も意識している様子です」
10位は飯田里穂。NHKの『天才てれびくん』などに出演していた元子役だ。
「『ラブライブ!』の声優ユニット『μ’s』として『紅白歌合戦』に出演。2019年に発売されたフォトブックでは、水着や下着姿を披露しました」
11位以下にも、2008年のミスインターナショナル日本代表ファイナリストであり、前職は舞台の照明技師という藤井ゆきよや、ハーフ美女の鷲見友美ジェナ、旧ソ連が大好きというサブカル女王、上坂すみれなど粒揃い。
■低身長が逆に魅力ブレイク予備軍も多数
「ランキングに名前を連ねる声優はみんな美形ですが、身長が低いというのも特徴です。小柄な女性は貧相に見えてしまいがちですが、声優であれば担当するアニメのキャラとマッチして、コケティッシュで魅力的に映るんです。
一方で、声優そのものの稼ぎは意外に薄給です。声事協(日本声優事業社協議会)という業界団体が定めたランクによるギャランティ基準があり、新人はアニメ1話に出演して1万円くらい。ベテランでも10万円を超える声優は少ないです。
ただ最近のアニメブームで、広告代理店やテレビ業界は、声優たちを『隠れたダイヤの原石』と考え、人材発掘に力を入れています。ギャラが安価なうえにコアなファンが多く、ターゲットを絞ったマーケティングがしやすいんです。
実際、大物芸能人のCMギャラは5000万円以上ですが、声優なら水瀬さんクラスでも2000万円程度ですし、ほとんどの声優が1000万円にも満たない。
個人的には、鬼滅のメイン役を務めた鬼頭さんに注目しています。露出が急増しているので、今後ギャラも2000万円台に手が届くでしょう。声優業界にはブレイク予備軍が多く、“最後のフロンティア” と呼ばれています」(前出・マーケティング担当者)
20年前は男女合わせて400人程度だった声優だが、今では1500人以上いるといわれている。鬼滅ブームを追い風に、本業以外のギャラ高騰は間違いない。
※ランキングは、14歳から34歳までの男女1000名のテレビ視聴者による好きな声優アンケートの結果をもとに作成。CMのギャラは年間契約の推定提示額
(週刊FLASH 2021年6月1日号)