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チョコプラ、どぶろっく、レギュラー「名作ネタほどすぐできる」説を本人に直撃

エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2021.05.24 20:00 最終更新日:2022.02.14 18:12

チョコプラ、どぶろっく、レギュラー「名作ネタほどすぐできる」説を本人に直撃

 

 5月17日放送の『しくじり先生 俺みたいになるな!!』(テレビ朝日)に、ミルクボーイがゲスト出演。彼らの代表的な名作ネタ「コーンフレーク」の誕生秘話を話していました。

 

 後輩から「コーンフレークダイエットをやっている」という話を聞き、駒場孝さんと内海崇さんはコーンフレークに疑問を持ちはじめました。

 

 

「コーンフレークはごはんでもパンでもないし、どういうポジションなんや?」というところから2人で話し合っているうち、コーンフレークあるあるが山ほど出てきたそうです。

 

 そこからコーンフレークネタは「あっという間に1時間ぐらいでできた」と言います。

 

 ミルクボーイの代表的なネタがわずか1時間で完成したことを聞いた共演者の平成ノブシコブシ・吉村崇さんは「名作ってそうなんだね」とコメントしていました。

 

 まさにそうなんです。筆者が芸人さんに代表的な名作ネタの誕生エピソードを聞くと、多くの芸人さんから「すぐにできた」という証言を聞きます。

 

 チョコレートプラネットの名作ネタ『TT兄弟』がどのようにできたのか、発案者の長田庄平さんにお聞きしたところ、こう語っていました。

 

「俺は本来のネタも、バッと降りてくる感覚で作ってるんです。考えたのは『Tをさがしたら面白いかな?』くらいで。

 

 本当に『ティー!ティティ!ティッティティティー!』というメロディーが俺の中で降りてきて、10分ぐらいでできたネタなんですよ」

 

『TT兄弟』は長田さんが証言するように、まるで天才アーティストの曲作りの如く、わずか10分で誕生したのです。

 

『キングオブコント2019』王者のどぶろっくといえば歌ネタ。しかし最初は意外にも歌ネタはまったくやっていなかったそうです。

 

 今やどぶろっくの代名詞の歌ネタを始めたきっかけを、ネタ制作者の江口直人さんに以前、お聞きしました。

 

「『あらびき団』(TBS系)のオーディションの待ち時間が1時間ぐらいあったんで、やることがなくて公園で遊びで歌ネタを作ってたんですよ。

 

 いざオーディションが始まったら、用意していたコントが全然ウケなくて。スタッフさんに『ネタは以上ですか』と言われたので、『もう1個いいですか?』って、さっき公園で作ったネタを歌ったんです。

 

 そしたら後日『歌ネタでお願いします』って言われて。そこから歌ネタをやるようになりました」

 

 数多くの名作を生み出しているどぶろっくの歌ネタは、オーディション待ちの1時間で作ったのです。

 

 レギュラーの代表ネタといえば『あるある探検隊』。この名作ネタは、関西で年末恒例になっている生放送『オールザッツ漫才』(MBS)で初めて披露されました。

 

『あるある探検隊』ができた当時の話を西川晃啓さんと松本康太さんに以前お聞きしました。

 

松本「『オールザッツ漫才』の生放送当日にできました。もともと僕は、いつもやってる漫才をやろうと思ってたんですよ。

 

 そしたら西川君が『客席には芸人の先輩が座ってるし、僕らのネタは全部知ってるから笑う人はいてへんよ』って。『じゃあ新ネタ作ろうや』と」

 

西川「それが『オールザッツ漫才』の入り時間の3~4時間前です」

 

松本「とりあえずネタを飛ばしたらアカンから、わかりやすいネタを作ろうと。『すぐに覚えられへんし、極力ボケの量も減らしてくれ』って(笑)。

 

 それで考えたら、『あるある』というのがいちばん共感しやすいんですよ。なおかつ『ブリッジに時間使おう』と。それでブリッジを作ってるときに『若手やから汗をかかなあかんのちがう?』って。

 

『じゃあ、ものすごく動くか』。それで『あるあるを探検しにいく探検隊でええんちゃう?』となって……。ほんと3時間ぐらいで『あるある探検隊』ができました」

 

 名作ネタが、短時間で完成するのは、もはや「あるある」なのかもしれませんね。

 

取材・文/インタビューマン山下

 

 1968年、香川県生まれ。1992年、世界のナベアツ(現・桂三度)とジャリズム結成、2011年に解散。同年、オモロー山下に改名し、ピン活動するも2017年に芸人を引退。現在はインタビュアー・ライター・お笑いジャーナリスト

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