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鈴木早智子「『淋しい熱帯魚』がWinkのイメージを決定づけた!」

エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2016.12.16 12:00 最終更新日:2016.12.16 12:00

鈴木早智子「『淋しい熱帯魚』がWinkのイメージを決定づけた!」

 

「サビの部分がそこまで話題になるとは思ってなかったんです。とくに振付の『大魔神ポーズ』とか(笑)」

 

 相田翔子とのユニット「Wink」の5thシングル『淋しい熱帯魚』は、サビにヒットの大きな要因がある。ひとつは、機械的にクルクルと回る振付。

 

 そして、「Heart on wave」を「ハローウェー」と歌ったことだ。さっちんに尋ねると、「私もなんでハローウェーなんだろう? と思った」とのこと。

 

 そこで当時の担当ディレクターに問い合わせてみると、「歌の流れを重視して『ハローウェー』と発音するよう指示しました。あとで関係者に『Heart on wave』という英語はない、と怒られましたが(笑)」との回答。

 

 これぞまさに「神ってる」ディレクションだ。本作は日本レコード大賞を受賞。Winkは『NHK紅白歌合戦』出場を果たす。

 

「レコード大賞発表の数日前に、スタッフさんから、『今年は美空ひばりさんに決まっているから』と言われていたんです。だから発表のとき、まったく緊張感がなくて。名前を呼ばれたときは喜びというより、何が起こっているのかわからない、という感じでした。

 

 ただ、私たちは売れていれば、いつかは下がるから、いまを大切にしようと話をしていました。『淋しい熱帯魚』は、笑わない、しゃべらない、というWinkのイメージが決定づけられた曲。この曲にすべてが凝縮されています」

 

<Wink『淋しい熱帯魚』>

1989年7月5日発売
作詞:及川眠子 作曲:尾関昌也
●売上枚数:56.4万枚(1989年)
●ザ・ベストテン初登場:1989年7月20日2位
●最高位:1位 ●連続ランクイン:11週

 

カラオケ・ワンポイント・アドバイス!>

 切ない世界観を大事にしてほしいです。メロディの細かい部分は意外とテクニックが必要。振りは、ハネないでクールに流れる感じで。サビ後の「ロンリー」からのファルセットをスムーズに歌えるとバッチリです。

 

<鈴木早智子 Sachiko Suzuki>

 1969年埼玉県生まれ。47歳。1987年、雑誌「UP TO BOY」の第7代ミスアップ・グランプリを受賞。1988年、Winkとして『Sugar Baby Love』で歌手デビュー。3rd『愛が止まらない~Turn It Into Love~』が大ヒット。1996年、Wink活動停止。2010年、自叙伝『負けじ魂』(光文社)を発売。公式HP https://sachiko-suzuki.amebaownd.com/

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