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柏木由紀「女々しい女子の歌は、いまはまだ作りません!」
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2016.12.19 20:00 最終更新日:2016.12.19 20:00
最新のライブDVDには、ゆきりん作詞による新曲『miss you』(特典CD)が収録されている。詞には書く人の感性がこめられているものだ。ゆきりんが書く詞は、風のように“サラッと”しているように感じる。その理由を聞いてみた。
「サラッとしていますか? その受け止め方は完璧に私の狙いどおりです(笑)。ファンの人に『もっと詞を勉強したほうがいい』って言われますけど、ここでちゃんと説明しましょう。
私はアーティストではありません。私が作詞をするときは、“アイドル柏木由紀”のために書いています。まわりくどい、難しい言葉はいっさい使わないように心がけています。
作詞家の方に書いてもらった歌なら、その歌の主人公になりますけど、自分が書く歌詞の世界観は、どうしてもリアルな自分だと思われてしまうんですね。
AKB48は、ファンとの距離が近いから、たとえば、悲しい、辛いって歌詞に書くと、『選抜に落ちたことかな?』とか、読み方によってリアリティを持って受け取られかねないんです。ファンタジーになりにくくて。
だから、自分の思いを吐露するような歌詞にはしないんです。よくある話だよね、でいい。それが今の自分には正解。詞を書くとき、誰かに相談したこともないです。今まで私が書いた詞は、一文字も修正が入っていません。
レコーディング当日に、スタッフさんに、これでいきます! って言う(笑)。私が書けるかどうかは別にして、RADWIMPSやbacknumberみたいな歌詞を書きたいですよ(笑)。
女々しい女子の歌とかを書いてみたい欲求もあります。でも、今はそういう時期じゃない。リアリティのない歌詞って意外と難しくて。使える言葉を削ぎ落としたなかで作っています。
これからもアイドルらしく、元気になれる歌を歌っていきます。ポップで明るい歌がある一方で、しっとりとしたバラードも歌う。その両方を歌うソロのアイドルはあまりいないので、そこが自分の生きる道かなと思っています」
かしわぎゆき 25歳 1991年7月15日生まれ 鹿児島県出身 AKB48/NGT48所属。今年の1st全国ツアーの模様と、ドキュメンタリーを収録したDVD&Blu-ray『柏木由紀 1st Tour ~寝ても覚めてもゆきりんワールド日本縦断みーんな夢中にさせちゃうぞっ♡~』は11月23日発売。柏木由紀が作詞した新曲『miss you』が特典CDとして付属
(週刊FLASH 2016年11月29日、12月6日号)