ピース・又吉直樹の好きな名言「真剣ではないことを恐れたい」

　ピース・又吉直樹が、6月6日公開のYouTubeチャンネル『ピース又吉直樹【渦】公式チャンネル』で、自身を「大人にしてくれた名言」を語った。

　又吉が最初にあげたのはパナソニック創業者・松下幸之助氏の「失敗を恐れるよりも真剣ではないことを恐れたい」。この言葉について「ついつい失敗を恐れたりしてしまうけど、チャレンジしていいと思わせてくれる」と勇気をもらったという。

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　次は本田宗一郎氏の「1％の成功は99％の失敗の積み重ね」。又吉は「有名な経営者って最初から天才なのかと思いがちだけど、同じ人間なんだと思わせてくれる」と指摘。

　発明王・エジソンにも「天才とは1％のひらめきと99％の努力」との格言があるが、「エジソンがいなかったら人類全体の（文明の）進化のスピードは弱まっていた」と持論を披露した。

　また、阪急東宝グループの創業者・小林一三氏の「確かに彼らは今は貧乏だ」という言葉にも影響を受けたという。飲食店で安いものしか注文しない客をないがしろにせず、彼らの将来を見越して大切に扱うことを説いたもの。

　又吉は、若いころは古本を買っていたが、現在は出版業界を考えて新品の本を買うようにしており、「小林さんの言葉につながっていっている」と私見を語っていた。

　数々の名言を語った又吉にYouTubeのコメント欄にはさまざまな声が書き込まれた。

《単なる名言の受け売りではなく体験や思考のフィルターを通じてきちんと咀嚼・消化して自分の言葉で語れる所がスゴイよね又吉氏》

《なぜだか又吉さんの話を聞いていると涙が出てきそうになる。どんな小さな言葉でも、名言とする、その感性が好きです》

《いつも本当に勉強になります。又吉さんの言葉に励まされます》

「今回の動画で、又吉さんは『キャプテン翼』の主人公・大空翼にドリブルで抜かれた名もなき対戦相手が発した『な、なにぃ!?』の言葉も紹介しています。

　又吉さんはその短いフレーズで『天才同士の戦いでの言葉なので、侮らないでほしい。驚きと発見と未知なるサッカー選手との出会いが込められている』と説明。

　ちなみに、又吉さんはロシアW杯を見た帰りの飛行機で作者の高橋陽一氏と偶然、近くの席になったそう。周囲が消灯しているなか、2人だけはそれぞれの原稿に追われており、『大ファンの高橋先生と自分だけが作業する気持ちよさ』を感じたと語っていました」（芸能ライター）

　名言のセレクトにも又吉ならではの感性が見て取れる。