6月11日公開のYouTubeチャンネル『勝俣かっちゃんねる』で、映画『借王・シャッキング』などで知られる香月秀之監督と勝俣州和が「映画界ケンカ最強伝説」を語った。
香月監督が「あの人は強い」と最初にあげたのは、2015年に亡くなった俳優・今井雅之。自衛隊経験者だけに、「やんちゃのケンカじゃ勝てない。これ(銃)じゃないと」と素手では誰も敵わなかったという。
勝俣州和も今井について「自衛隊で素手で人を殺めることを練習していた。親指一本で(誰でも)勝てる」と明かした。
次に「映画監督で一番強い」とあげたのは、ドラマ『相棒』(テレビ朝日系)などの和泉聖治監督。「チェーンで相手をバーンとやった」と武闘派エピソードを披露。勝俣は「ブルーザー・ブロディじゃないですか」とツッコんでいた。
最後は、映画『劒岳 点の記』の監督などで知られる木村大作氏。腕っぷしの強さではなく「この人にケンカを売った人は誰もいない」と存在自体がすごいという。
香月監督によると、木村氏はカメラマン助手ながら、黒澤明監督に「ダメだったらもう1回やったらよろしいやろ」と反論したこともあったという。
映画界の秘話にYouTubeのコメント欄にはさまざまな声が書き込まれた。
《喧嘩最強 面白いすぎ 高倉健サン最強で最高》
《このメンバーは、渋いですね!! 他のチャンネルでは、できない企画ですよ!!》
「今回の動画で、香月監督は木村さんについて、夕陽を撮影するのに午後3時から粘るなど徹底的に映像にこだわっていたことをコメント。映画『八甲田山』の撮影では、木村氏は大雪の中に埋もれて、高倉健さんらキャストがやってくるのを待ち続けたため、高倉さんが『木村が死ぬぞ』と語ったそう。そこまでストイックな木村氏に高倉さんはクルマをプレゼントしたという豪快エピソードも紹介されました」(芸能ライター)
香月監督は映画『お終活』が公開中。映画界のレジェンドたちのエピソードをもっと聞いてみたい。