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梶裕貴、花江夏樹、宮野真守…広告代理店担当者が査定する「男性声優CMギャラ」は高騰中

エンタメ・アイドル 投稿日:2021.06.21 20:30FLASH編集部

梶裕貴、花江夏樹、宮野真守…広告代理店担当者が査定する「男性声優CMギャラ」は高騰中

推定CMギャラは1300万円とも言われている梶裕貴

 

 小中学生の「将来なりたい職業」アンケートで3位にランクインするなど、いまや憧れの職業となっている声優。毎年発売される声優名鑑では、20年前は男女合わせて400人程度だったが、2021年度版では4倍となる1500人以上が掲載されている。

 

 

「最近、クライアントから『おすすめの声優たちのリストが欲しい』という要望が増えています。実際にCMのナレーションなどだけでなく、タレントとしても声優の需要は増えているんです。一人ひとりに熱狂的なファンが多く、イベントをおこなえば確実に動員数が見込めるし、グッズの売り上げもこの数年右肩上がりです。

 

 コロナ禍で巣ごもり消費が増え、ネットやDVDでアニメ関連の視聴者が増えているのも追い風です。広告業界ではターゲットを絞った広告展開をおこなう際、声優を抜擢する動きが加速化しています」(広告代理店マーケティング担当者)

 

 今回は、大手広告代理店がおこなった「好きな声優」アンケート(14歳から34歳までの男女1000名のテレビ視聴者を対象)の結果をもとに、人気の男性声優陣を紹介しよう。

 

 CMギャラ額については、大手広告代理店のキャスティング担当に、年間出演契約で提示すると仮定して、実際に査定してもらった。

 

 1位は梶裕貴で、推定のCMギャラは1300万円(以下すべてCMギャラは推定)。『進撃の巨人』のエレン・イェーガー役で有名であり、歌手としても大人気。2012年、2013年と、『声優アワード』の主演男優賞を2年連続で受賞。バラエティ番組やCMのナレーションの仕事も多く、歌手活動もおこなっている。2019年に同じ声優の竹達彩奈と結婚した際は、朝のワイドショーでも報道されるなど話題になった。

 

 2位は『鬼滅の刃』の竈門炭治郎役の花江夏樹で1200万円。子供向けバラエティ番組『おはスタ』(テレビ東京系)2代目MCも務めた人気声優で、いまや地上波でも引っ張りだこ。

 

 3位は「劇団ひまわり」所属の子役出身から声優に転向した宮野真守で1000万円。

 

「梶と宮野が、ここ10年ほど男性声優のトップ2ですね。梶は『進撃の巨人』、宮野は『DEATH NOTE』の夜神月役でブレイクし、どちらも歌手活動もおこなっており、観客動員数は群を抜いています。花江は『鬼滅の刃』のヒットで一気に知名度を上げ、声優以外の仕事も増えていますね。現在、放映中の話題のアニメ『オッドタクシー』で、主人公の小戸川を演じていますが、セイウチのおっさんの声を違和感なく演じています。シモネタ好きでも有名ですね(笑)。女優の広瀬アリスが彼の熱狂的ファンとして知られています」(声優ライター・以下同)

 

 4位にはベテラン・神谷浩史が、5位には『鬼滅の刃』我妻善逸役で人気爆発の下野紘、6位には「甘い声」の持ち主、中村悠一が入った。

 

「神谷と中村はキャリア20年以上のベテラン。最近では3期にわたって放送、映画化もされた『おそ松さん』で、次男の松野カラ松を中村、三男の松野チョロ松を神谷が演じて、息のあった掛け合いをしていました。

 

 神谷は2006年8月、バイク運転中の交通事故で約1カ月間昏睡状態となりましたが、奇跡的に短期で復帰を果たしました。ガンダム好き、特撮好きで、同世代の声優とマニアックトークを繰り広げ、ナレーション劇なども精力的におこなっています。

 

 中村もマニアックな趣味を持つ声優として有名です。ゲーム廃人としても知られ、『多忙なのにどうやってゲームをする時間を確保するのか?』と問われ、『人間関係を断てば大丈夫です』と答えていました。

 

 下野は2002年『ラーゼフォン』でいきなりアニメ主演デビューした逸材。独特の声質はファンの間で『安定の童貞声優』と讃えられていて、女性人気が非常に高いんです。カラアゲニスト認定試験を不正解1問のみの好成績で一発合格した唐揚げマニアでもあります」

 

 7位の津田健次郎は、もともと舞台役者。声優のキャリアも長いが、ここ数年で大ブレイクしている。

 

「ツダケンは声が渋く、妙にエロいんです(笑)。2020年に放送されたNHK連続テレビ小説『エール』では、ナレーションを担当しました。主演から助演の渋いオジサマキャラまでこなしつつ、ツダケン節ともいえる独特の声質と台詞回しで人気です」

 

 8位の小野賢章は、声優・花澤香菜の夫でもある。

 

「小野は子役出身で、ダニエル・ラドクリフが演じた『ハリー・ポッター』の吹き替えを12歳から担当。ミュージカル『ライオンキング』のヤングシンバも演じていました。花澤香菜との交際は2017年から。週刊誌に撮られた後、ブログで交際を認め、3年でゴールインしました。最近はCMで夫婦共演もしていました」

 

 9位に入った櫻井孝宏は多くの作品で主演を務め、『鬼滅の刃』では冨岡義勇役を演じた。10位には声優界の重鎮、山寺宏一がランクイン。アニメ、映画吹き替え、ナレーション、ものまねと、あらゆるジャンルで第一人者のスーパースターだ。

 

「櫻井は実家がお米屋さん。代々木アニメーション名古屋校から養成所を経て、1996年にデビューしています。テノールの柔らかい声質ながら、はっちゃけた演技もできます。『おそ松さん』では長男の松野おそ松役で、女性ファンから絶大な支持を受けました。

 

“やまちゃん”こと山寺は6月14日に、31歳年下のタレント、岡田ロビン翔子と3回目の結婚を発表して世間を驚かせました。1985年のデビュー以来、第一線で活躍し続けており、1997年10月から『おはスタ』のメイン司会者を18年半も務めました。番組内の挨拶として『おっはー!』を流行らせましたが、2000年の『流行語大賞』では、香取慎吾の慎吾ママが受賞しました(苦笑)」

 

 大手広告代理店のマーケティング担当者は、今回のランキングを以下のように分析する。

 

「イケメン声優で写真集も売れていたり、若者に支持されるアニメのキャラクターを担当していることがランキング上位の必須条件です。女性声優と同様、イベントやコンサートなど確実に集客が見込まれます。最近バラエティーでは声優枠が設けられるケースが増えてきました。テレビ視聴者からすれば、吹き替えなどふだんは“テレビの裏方”でもあるイケメンたちが顔出ししているのは新鮮なのでしょう。アニメブームにともなって、CM起用も増えるでしょうし、彼らのさらなるギャラアップは間違いないでしょうね」

 

【「好きな男性声優ランキング」と、その推定CMギャラ】
1位.梶裕貴(35):125票・1300万円
2位.花江夏樹(29):123票・1200万円
3位.宮野真守(38):93票・1000万円
4位.神谷浩史(46):68票・1100万円
5位.下野紘(41):55票・800万円
6位.中村悠一(41):43票・800万円
7位.津田健次郎(50):31票・900万円
8位.小野賢章(31):29票・900万円
9位.櫻井孝宏(47):23票・800万円
10位.山寺宏一(60):22票・1800万円

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