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いま起用したい男性声優は梶裕貴と木村昴!NHK&民放スタッフに調査

エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2021.06.24 06:00 最終更新日:2021.06.24 06:00

いま起用したい男性声優は梶裕貴と木村昴!NHK&民放スタッフに調査

NHKと日本テレビが“最も起用したい”と声をあげる梶裕貴

 

 映画『鬼滅の刃』の大ヒットを受け、テレビ業界で注目を集める声優たち。ルックスよし、トークよしの声優たちは、いまや多くの番組から引っ張りだこになっている。

 

 今回、本誌は大手広告代理店がNHK&民放各局のプロデューサーら、100人におこなったアンケートをもとに作成した「いま起用したい男性声優」ランキング資料を入手した。まずは、声優にスポットを当てた番組も数多く放送しているNHKから見てみよう。

 

 

 1位に輝いたのは梶裕貴。NHKで放送された『進撃の巨人』の主人公、エレン・イェーガー役を務め、顔出しの出演も多い。「売れっ子声優なのに偉ぶらない」(NHK関係者)など、人柄で人気に。2位は『鬼滅の刃』の主人公、竈門炭治郎役の花江夏樹、3位には現在放送中の『不滅のあなたへ』でナレーションも務める津田健次郎が入った。

 

「花江は、トークのうまさが高評価。双子のパパであり、主婦層からの好感度も高い。ツダケンこと津田は “いい声” で人気。NHKでは朝ドラ『エール』のナレーションを担当、さらに顔出しの出演もしています」(声優ライター)

 

 日本テレビの1位も梶だ。2位に『鬼滅の刃』の我妻善逸役、下野紘が入った。

 

「下野は意外と三枚目の気のいい兄ちゃん」(日本テレビ関係者)と、親しみやすいキャラで人気。3位には大御所、山寺宏一が入った。看板アニメ『アンパンマン』では、犬のチーズやカバオくんなど多くのキャラを演じ分けている。

 

 TBSの1位は木村昴。ドイツ系ハーフのイケメンで、子役時代から活躍してきた。『ドラえもん』のジャイアン役を中学生のころから務めている。

 

「自身が座長の『天才劇団バカバッカ』での演劇活動や、男性声優によるキャラクターラッププロジェクト『ヒプノシスマイク』での活躍など、幅広い分野で才能を発揮しています」(声優ライター)

 

 2位には、落合博満氏の息子・落合福嗣がランクイン。

 

「女子アナのスカートにもぐった」「カメラの前で放尿」など、福嗣伝説が語り継がれている(本人も「幼少期のことですから」と認めている)大物だが、現在は主演も務める声優へと成長している。

 

「以前、ドラマ『下町ロケット』に出演しましたが、この世界(声優)で飯を食っていくために相当な努力をしているようです」(TBS関係者)

 

 同局のバラエティ番組のプロデューサーからこんな声も。

 

「バラエティ番組では『芸人』『コメンテーター』『おバカキャラ』などの出演枠があるのですが、『声優』枠もできています。最近テレビ業界では、『困ったら声優』という合言葉があるくらい、番組作りには欠かせない存在です」

 

 次にフジテレビ。1位は森久保祥太郎。川口春奈と横浜流星が共演するドラマ『着飾る恋には理由があって』の第8話に出演してバズったばかりだ。

 

「声優を支持している=アニメ好きな視聴者という構図から、さらなる掘り起こしを検討しています。アニメ好きの視聴者は深夜帯でも起きているという調査結果もあり、今後、深夜番組は声優関連の番組が増えてくると予想しています」(フジテレビバラエティ番組プロデューサー)

 

 テレビ朝日も1位はやはり、『ドラえもん』声優である木村。「うちは『ドラえもん』は鉄板だから」(同前)と、盤石の支持を得た。

 

 次ぐ関智一はスネ夫役だ。

 

「コミカルからイケてるボイスまで、なんでもござれの実力派。『声優パーク建設計画VR部』のMCも務めており、テレ朝とは非常に関係が深いですね」(声優ライター)

 

「ギャラの単価が安く、番組にとって『ローリスク・ハイリターン』を実現できるのが声優です。視聴者からすれば、好きなキャラを演じている声優の素顔を見られるというお得感もある。第一線で活躍している声優たちはイケメンや、かわいくて魅力的な女性が多いですね」(テレビ朝日番組編成プロデューサー)

 

 深夜アニメの放送本数が多いテレ東1位は、花江。同局とは、『おはスタ』で司会を務め、縁も深い。2位には沢城千春が入った。姉は現在、『ルパン三世』シリーズの峰不二子役なども務める超実力派声優の沢城みゆきだ。

 

「普通にイケメン。同局のドラマ『声優探偵』で主演し、テレ東との関係は深い。今後、顔出し出演が増えるかもしれません」(声優ライター)

 

 3位は内田雄馬。こちらも姉が美人声優の内田真礼だ。

 

「いま、うちが一部の熱狂的な視聴者から支持されているのは、ドキュメンタリー的な作りのバラエティ番組。そんなハプニングありきの番組に声優が出演すると、予想以上の反響があるんです。

 

 また、それほど知名度がない声優でも、特異なキャラクターを持っていて顔出しOKならば、予算が厳しい番組でも使いたいですね。そこから、スターの原石を見つけられるのではと期待しています」(テレビ東京番組編成プロデューサー)

 

 梶、木村は2つの局で1位に輝き、一歩抜け出す形となった。テレビ業界の「困ったら声優」の傾向は、まだしばらく続きそうだ。

 

【NHK&民放スタッフに聞いた!「いま起用したい女性声優」】

 

※大手広告代理店が各局のプロデューサーらに、いま起用したい声優の名前を3人挙げてもらい、1位=3ポイント、2位=2ポイント、3位=1ポイントで計算。【】内はポイント数

 

●NHK
1位 梶裕貴(35)【22】
2位 花江夏樹(29)【15】
3位 津田健次郎(50)【14】

 

●日本テレビ
1位 梶 裕貴(35)【20】
2位 下野 紘(41)【14】
2位 山寺宏一(59)【14】

 

●TBS
1位 木村 昴(30)【18】
2位 落合福嗣(33)【16】
3位 花江夏樹(29)【13】

 

●フジテレビ
1位 森久保祥太郎(47)【19】
2位 梶 裕貴(35)【16】
3位 木村 昴(30)【12】

 

●テレビ朝日
1位 木村 昴(30)【16】
1位 関 智一(48)【16】
3位 小野賢章(31)【12】

 

●テレビ東京
1位 花江夏樹(29)【24】
2位 沢城千春(33)【16】
3位 内田雄馬(28)【15】

 

(週刊FLASH 6月29日・7月6日合併号)

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