田辺エージェンシーと秋元康とTBSがタッグを組んだ、女優の発掘、育成プロジェクト「私が女優になる日_」。応募者9000人の中から、オーディションで選ばれた10人が、TBSドラマの出演権をかけて、同名番組(土曜夜0時58分〜TBS)で3カ月に及ぶ演技バトルを繰り広げている。
毎週、オリジナル台本が準備され、それぞれが台本を解釈した上で、脚本家や演出家など3人の審査員の前で演技をする。審査員はその場でどちらの演技がよかったかをジャッジ。3−0だったり2−1だったりと判定され、演技についての評価もくだされる “ガチバトル”だ。
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本誌は番組収録に密着。青森出身で「イントネーションを直すのに苦労してます」と苦笑するも、強力な目ヂカラを放つ渋谷風花に話を聞いた。
――オーディションに合格してからのまわりの反響は?
とにかく「すごい!」って言われます。オーディションに合格してから撮影までの間が、不安で、不安で、続けられるかわからなくて……。そんなときも「やってみなきゃわからないから、頑張れ!」って励ましてもらいました。
――オーディションに合格してから変わったことは?
本当にはじめは不安でいっぱいだったんですけど、だんだん、楽しいと思えることも増えてきました。とにかく苦労したのがイントネーションを直すこと。やっと標準語に慣れてきたような気がします。
――番組が始まってから、気持ちが上がったこと、嬉しかったことは?
4回戦目で、はじめて対戦相手よりポイントを多く取れたんです。そのときは本当に嬉しかったです。やっぱり演技をしてポイントをいただけるのは、すごい嬉しいです。
――逆に気持ちが下がったり、落ち込んだことは?
2回戦目と3回戦目が連続でポイントが0だったんです。そのときはちょっと心にきました。女優を目指しているけど、本当になれるのかなって……。ついつい、ネガティブなことを考えてしまいます。0に慣れてきちゃってるのもいけないなって思ってます。
――番組が始まってから、新しく始めたことは?
イントネーションを直すことです。標準語をちゃんと話せるように、何回も何回も同じセリフを読み直して練習しています。イントネーションを直すぶん、ほかのメンバーよりスタート位置が下というか、演技プランを考える前に、どうしてもイントネーションを気にしてしまって、うまく話せなくて。とにかく一生懸命、練習をしています。
――カメラの前で演技をすることは?
最初は本当にドキドキでした。いまも緊張してしまうので、早く終われ、早く終われって思ってます(笑)。メンバーのみんなはナチュラルな演技ができて、本当にすごいなって思うんです。私もそんな演技ができたらいいなって思います。
――女優になったらやってみたい役は?
主役じゃなくても、ドラマを盛り上げられるような女優さんになりたいです。たとえば『3年A組』の今田美桜さんみたいなポジションをやってみたいですね。
憧れの女優は多部未華子さん。『浪花少年探偵団』(TBS系)に出演されたときに、東京ご出身なのに、完璧な関西弁を話されていて、すごいなって思ったんです。それから多部さんのファンになりました。私もいろんな方言が話せるような女優さんになりたいです。
しぶたにふうか
2002年生まれ 青森県出身
写真・福田ヨシツグ
ヘアメイク・合田和人、中山ゆかり、橋込明子、山崎純子(以上、D-GO)
スタイリスト・山本杏那
衣装協力・FILA