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『笑点』山田たかおが明かす大喜利 “座布団アタック” 生みの親は5代目圓楽師匠

エンタメ・アイドル 投稿日:2021.07.17 11:00FLASH編集部

『笑点』山田たかおが明かす大喜利 “座布団アタック” 生みの親は5代目圓楽師匠

 

 2021年、放送55周年を迎えた長寿番組『笑点』(日本テレビ系)。山田たかおは37年にわたり座布団運びをしてきた。当時司会を務めていたのは5代目三遊亭圓楽(故人)。山田にとっての恩人である。

 

――圓楽師匠が面白い演出を考えたそうですね。

 

「座布団運びを始めてしばらくは、圓楽師匠の指示どおりに座布団を上げ下げするだけでした。そんな僕を見かねたのか、ある日突然師匠が『山田くんを目立たせようよ』とおっしゃったんです。続けて『(林家)こん平ちゃんに悪口を言われたら、遠慮なく突き飛ばして座布団を持って行っちゃいなさい』って」

 

 

――そう言われても……ですよね。

 

「そうなんです。ひっくり返りましたよ。プロデューサーも『絶対にそんなことしちゃダメですから』って言うし。だけど、座長は圓楽師匠。言われたら、やるしかないですよね(笑)。これが大ウケ。この『山田アタック』が大喜利には欠かせない笑いになりました」

 

――瓢箪から駒ですね。圓楽師匠は山田さんを気にかけてくれたそうですが。

 

「かわいがっていただきました。だけどちょっと困ったこともありました。師匠はとてもお弟子さんに厳しい方で、よくお弟子さんを集めてお説教をするんです。そのお説教で、僕のことを引き合いに出すんです。

 

 1987年に映画『太陽の帝国』に出演したんですけど、そのときも『山田くんはな、あのスピルバーグの映画に出るんだよ。どうしてお前たちは出られないんだ!』って机をバーン! そう怒鳴られてもねえ。

 

 座布団御殿と言われた自宅を建てたときも『山田くんが家を建てたそうだ。どうしてお前たちは建てられないんだ』とまたバーン!(笑)」

 

――圓楽師匠が番組引退するとき、言葉をかけられたそうですが。

 

「2006年のことです。師匠から『山田くん、これからも頼りにしてるよ』と声をかけられました。その言葉を胸に刻み、僕は『笑点だから昇天するまで座布団を運びます』と心に誓いました」

 

やまだたかお
1956年生まれ。東京都出身。10歳のときにフジテレビ『ちびっこのどじまん』で芸能界デビュー。1970年から日本テレビ『笑点』の「ちびっ子大喜利」にレギュラー出演。1973年に「ずうとるび」結成。1977年に山田は脱退したが、2020年に再結成。YouTube「ずうとるびチャンネル」も話題に。

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