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磯野貴理子、脳梗塞でわかった自身の原点「あれだけ嫌だった “お笑い” を再び!」

エンタメ・アイドル 投稿日:2021.07.23 16:00FLASH編集部

磯野貴理子、脳梗塞でわかった自身の原点「あれだけ嫌だった “お笑い” を再び!」

「大病してから、お酒を飲まないので、食事の時間が楽しみ」(磯野)

 

 磯野は「あまり自分のことを芸能人と思ったことはない」という。

 

「何か才能があるわけではないし、顔も普通のおばさん。普通に街を歩いて電車にも乗っていたから、満員電車での出来事を『ごきげんよう』のサイコロトークで話すと『芸能人っぽくない』とウケる。そんな感じでしたね」

 

 自身の出演するバラエティ番組に、当時の夫とともに出演し、話題となったことも。

 

「芸能人扱いをされたこともないですし、芸能人という自覚があまりになかったんです。売れてスターだった時期もないので、芸能界の正しいやり方もわからない。今でこそ夫婦共演は当たり前ですが、当時は一般人の夫をテレビに出すものなのか、出さないものなのか、わからなかったんですよ。それでも、後悔はしていません」

 

「普通」と言いつつも、いまも磯野は変わらずテレビで活躍している。

 

「自分は流れで生きてるだけなんで、生き残ってるという意識もないですし、本当に目立たない存在だと思いますよ。芸能界で生き残る秘訣とか知らないままやってきたので、それがあるのだったら教えてほしいくらい。

 

 ただ、男女問わず、才能もあり、見た目も素敵で、どう考えても芸能人になるしかないという方々が、やめていったり、消えていく姿を見ていて、芸能界って顔や才能だけじゃないんだなと最近思うことはありますね。私自身、何をやってるわけじゃないけど、『よく続けているな』と思うことはあります。不思議です」

 

 2014年に脳梗塞を患い、仕事への姿勢も変化した。

 

「それまではとにかく仕事第一でしたが、健康第一になりました。健康だったら、たとえその仕事で失敗しても、次のチャンスがありますから」

 

 やりたい仕事に関して、病後に気がついたことも。

 

「自分がいちばん好きな仕事は、いまさらながら『お笑い』だとわかったんです。

 

 舞台というか、お客さんがいる前で何かをして笑っていただくのが好き。チャイルズ時代、コントをやって笑ってもらってたのが私の原点です。

 

 ショートコントでお客さんにウケるとメンバー3人で本当に喜んだし、ウケないと落ち込んで胃がキュッとなる。『あんな思いは二度と嫌』と以前は思っていたのに、いまはまた、『お笑い』をやりたいんです」

 

 7月には明治座に出演する。

 

「明治座というしっかりした舞台に立つということで、私自身、これからどんな舞台になっていくのか、楽しみにしています」

 

いそのきりこ
1964年2月1日生まれ 三重県出身 1985年、アイドルユニット「チャイルズ」結成。解散後は、バラエティ番組を中心に活動。28年間続く長寿番組『はやく起きた朝は……』(フジテレビ系)でMCを務める。『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ系)、『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)などレギュラー出演多数。7月2日より舞台『明治座7月純烈公演』に出演

 

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(週刊FLASH 2021年7月13日号)

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