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ザコシショウ 内気な芸人が生んだ “誇張ものまね” の原点は「高校時代の教師」

エンタメ・アイドル 投稿日:2021.07.27 11:00FLASH編集部

ザコシショウ 内気な芸人が生んだ “誇張ものまね” の原点は「高校時代の教師」

「茶っぱくんはもう一般人なので、ぼかしでお願いします(笑)」

 

「やっぱり好きなことをやってるから。一度は芸人をやめかけたけど、結局戻ってきた。やめてしまうと、そこですべてが終わっちゃうんじゃないかと思うんですよね」

 

 変顔連発の撮影を終え、これまでの苦労に耐えられた理由について聞くと、テンガロンハットの下が真顔になった。

 

 

 ハリウッドザコシショウ(47)は18歳で大阪NSCの門を叩き、3つの事務所を渡り歩いた。コンビ解散、芸人廃業などの危機を乗り越え、2016年に『R-1ぐらんぷり2016』(関西テレビ/フジテレビ系)優勝でブレイクのきっかけを掴む。当時、42歳。デビューから、すでに24年がたっていた。

 

 そんな遅咲き芸人は、今年3月の『R-1グランプリ2021』では審査員に就任。“誇張ものまね” の浸透とともに、小学生にもファン層を広げ、ユーチューブの登録者数はいまや20万人を誇る人気者となった。

 

「テレビ向きの芸人じゃないから、日の目を見ることはないだろう」と言われつづけた彼の “地獄芸” は、誰に影響を受け、どんなふうに育まれてきたのだろうか。

 

 今回、ザコシショウは、小学生のころから吉本興業時代まで……彼に影響を与えてきた人物たちについて教えてくれた。

 

●人物その1 加藤茶
「小1くらいでドリフを見始めました。本当は志村けんさんが好きなのに、天邪鬼ぶって『加トちゃんが好き』って言ってましたね。ゲーム&ウオッチでも、みんながやってる『ドンキーコング』を外して『オイルパニック』を買っちゃうようなガキでした」

 

●人物その2 “国語” というあだ名の高校教師
「俺は一人っ子で、じつは内気なんですけど、学校では自分にスイッチを入れて明るく振る舞っていました。高校に、太ってて汗っかきな “国語” ってあだ名の先生がいたんです。ある日、“国語” が板書しながら『静かにしろよ〜』とか言ってたんですけど、俺たちが雑談をやめないから、ついに沸点に達して『話をやめろ!』って言うところを、間違って『話をやめんな!』って言っちゃった(笑)。その先生をまねして、友達の笑いを取っていました。俺の “誇張ものまね” の原点ですね」

 

●人物その3 竹中直人
「一方で、小学校高学年くらいから、教室の後ろのほうで、クラスの目立ちたがりをイジってる存在でもありました。そんな俺が、高校生のときに衝撃を受けたのが竹中直人さん。“ここが笑うところですよ” というポイントがないんです。竹中さんが白目になってよだれを垂らしながら、おかしなことを言ってる姿が俺にはバシンと響いたけど、周囲はほぼ理解できてなかったですね」

 

●人物その4 静岡茶っぱ
「俺は、小2のときにはお笑いの道に進むと決めていたんですけど、漠然と横浜にある映画学校に行こうかなと考えていました。その俺を大阪NSCに誘ってくれたのが、高1のときの同級生だった茶っぱくん。彼と一緒に、1992年に11期生として入ったんです。彼とは『G★MENS(ジーメンス)』というコンビで10年活動しました。ハイテンションでシュールな感じのコントをやっていましたね」

 

●人物その5 なだぎ武
「なだぎさんには初対面で『プロレスラーの武藤敬司みたいやな、お前』って言われて。当時は、俺も武藤さんも髪が長かったんですよ。なだぎさんとは内気な性格や、好きなものが似ています。俺の部屋でスーファミの『スーパーファイヤープロレスリング』をよくやりました。なだぎさん、組んでから技を出すまでがむっちゃ早いんです(笑)」

 

●人物その6 ケンドーコバヤシ
「ケンコバは吉本の同期なんですけど、ずっと一緒にいたんで、今の俺の芸風含め、かなりいろんな影響を受けてますね。あいつは『ファイプロ』の遊び方も独特で、コンピュータ同士を対戦させるウオッチモードで、自分でマッチメイクした興行を延々と見せてくるんですよ。俺はあいつを “バヤシ” って呼んでるんですけど、そう呼ぶのは俺だけですね」

 

●人物その7 中川家
「同期には、今も仲よくしている中川家もいました。在学中から間が完璧で、めちゃくちゃおもしろくて、わかりやすい才能の持ち主。一方の俺たちG★MENSは、吉本の心斎橋筋2丁目劇場のレギュラーを外れることになってしまい、1999年に吉本をやめて、上京することになったんです」

 

●人物その8 アシュラマン
「もともとはバヤシ(ケンコバ)と俺とのユニットライブで、山本小鉄さんと古舘伊知郎さん、そして『キン肉マン』の “はぐれ悪魔超人コンビ” サンシャインとアシュラマンの漫才をやっていたんです。2人で考えたのに、のちにバヤシが山本小鉄漫談をひとりでやりだしたので、俺もアシュラマン漫談を誕生させました(笑)」

 

ハリウッドザコシショウ
1974年生まれ 静岡県出身 大阪NSC11期生。吉本興業、ワタナベエンターテインメント、ソニー・ミュージックアーティスツと事務所を渡り歩き、2016年『R-1ぐらんぷり 2016』優勝で一気にブレイク。“誇張しすぎたものまね”シリーズのレパートリーは2兆個

 

(週刊FLASH 2021年8月10日号)

 

【ハリウッドザコシショウのミニ単独ライブシリーズSEASON(12)】
☆配信視聴チケット
・配信公演
2021年8月8日(日)16時30分開場/17時00分開演
・配信視聴チケット料金
2500円(税込)
・アーカイブ配信期間
ライブ配信終了後〜2021年8月15日(日)23時59分
・配信視聴チケット発売日
好評発売中!
・配信視聴チケット販売先URLアドレス
https://eplus.jp/zakoshisyoh-s/
・配信視聴チケット販売期限
2021年8月15日(日)22時00分まで
・配信チケットお問い合わせ
https://eplus.jp/streamingplus-userguide/

 

☆グッズ購入
・グッズ購入期間
好評発売中!
・グッズ購入先URLアドレス
https://www.rocket-exp.com/zakoshisyoh/

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