エンタメ・アイドル
宇梶剛士、菅原文太からもらった戒めの言葉忘れず「暴れたら悪になる」
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2021.07.30 11:00 最終更新日:2021.07.30 11:00
宇梶剛士が、7月27日放送の『伊集院光のらじおと』(TBSラジオ)でヤンキー時代について語った。
宇梶は高校で野球の練習に没頭していたが、不祥事が起き、罪をかぶせられた。そして「学校の外で事件を起こして捕まった」と高校を退学。その後、不良同士で乱闘するようになり、「まあ暴れて暴れて」と回想する。だが、「薬物やかっぱらいはやってない」という。
【関連記事:宇梶剛士、少年院で読んだチャップリン自伝に感動して俳優に】
当時について宇梶は、番長シリーズなど漫画の影響があり「不良なりのやり方があった。一般の人は巻き込まない、不良同士で戦え」など自分たちのルールがあったという。
少年院を出てから芸能界を目指し、錦野旦の付き人となった。あるとき、偶然出会った菅原文太から声をかけられ、俳優をやりたいと伝えたところ、菅原が錦野の事務所に電話をかけ、「このデカイの、もらっていいか」と伝えてくれた。
菅原の弟子になって、「どんなに自分に正当性があっても、暴れたら悪になる」と注意を受けた。続けて「それでも、どうしても納得いかなかったら、暴れりゃいい。でも正当性があるなら、人の前でやれ。そしてこの世界(芸能界)から去れ」と言われたという。
その言葉が戒めとなり、若手時代は納得がいかないことがあっても、「ここで暴れたら去らなきゃいけない」と耐えることができた。
不良だったことは当初、公言していなかったが、宇梶が初めて『笑っていいとも!』(フジテレビ系)の「テレフォンショッキング」に出た際、タモリから「暴走族だったんだよね」と聞かれたという。
タモリが誰かから伝え聞いた話を振ってきたものだが、「ドキッとしたけど、『いいえ』とは言えず……」と認めたことから、多くの人が知るようになった。
宇梶の半生の話にSNSではさまざまな意見が寄せられた。
《今日のらじおとの宇梶さんとのゲストトークめちゃくちゃ良かった》
《宇梶さん元々好きだったので過去の話し聞いて益々好感持てました!》
《伊集院光とらじおと、神回じゃね。宇梶剛士の話、良かった》
「宇梶さんは、かつて美輪明宏さんから『胸を張って、笑いなさい』と言われたことを、同番組で振り返っています。『人をうらやんだり憎んだとき、いちばん醜い表情になっている』と言われ、笑顔の練習をしたそうです。
その美輪さんが『いっちょ、もんでやって』と渡辺えりさんの元に送り出し、そこで演技を学ぶも、『口ごたえして絶交1年』と、劇団から2回出禁にされたそう。それでも許してもらい、8月には渡辺さんと舞台で共演するそうです」(芸能ライター)
宇梶は母がアイヌ民族であることから、「アイヌの舞台を北海道でやってから日本縦断」と夢を語っていた。波乱万丈の人生を経て、多彩に活躍しているのだ。