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野球女子YouTuber「笹川萌」野球のために脱サラ、新庄を打ち取った120キロ左腕の熱血人生

エンタメ・アイドル　投稿日：2021.08.02 19:55FLASH編集部

　最近、YouTubeやテレビなどで「野球女子」が注目を集めている。その中でも、人気の火付け役として野球女子界を牽引しているのが、笹川萌（26）だ。

　サウスポーから繰り出される最速120キロのストレートと、可愛いルックス、愛嬌のよさを武器に、男性を翻弄している。そんな笹川の経歴はとても華々しい。

　小学校2年生のころに父と兄2人の影響で野球を始め、中学卒業後に強豪・横浜隼人高校に入学。入部した女子軟式野球部では、1年生、2年生のときに日本一連覇を経験。さらに、尚美学園に進学後、女子硬式野球部に入部し、4年生のときに自身3度目の日本一を経験している。

　大学卒業後は大手機器メーカーに入社したが、野球への未練を断ち切れず、今春、野球女子ユーチューバーに転身した。

　野球に突き動かされる彼女の正体に迫るべく、独占インタビューをおこなった。

ーー現在、“野球女子” が注目を集めていることについて自身の思いは？

　昔は「野球やってます！」というと「ソフトボールやってるの？」って言われたんですけど、最近は「女子野球盛んだね！」って言われたり、テレビでも企画をしてくださることが増えて嬉しいです。“野球女子” の人気が高まっていることを肌で感じます。

ーー笹川がライバル視している野球女子は？

　テレビや雑誌に出演したとき、誰よりも目立ちたいってことはそんなになくて、ほかの子たちが活躍していると嬉しいし、女子野球そのものが盛り上がってくれたらいいなって思うんですけど。グラウンド上で勝負となったら全員がライバルですね（笑）。

ーー武器である120キロのストレートを投げる秘訣は？

　120キロ投げられたのは学生のときで、正直、いまは110キロくらいしか出てないんですよ。でも、ちょうど「120キロプロジェクト」というのに取り組んでいて、120キロを出そうと頑張っている最中です。大学2年生のころに肩を痛めて球速が出なくなったことがあるので、メンテナンスに通ったり、毎日ストレッチしたりしてます。

　ボールを投げることでつく筋肉がいちばん大事だと思うので、とにかく野球をする機会を増やして。トレーニングは家でもできることをやっています。多いときは週5で鍛えていて、学生時代くらいの頻度です（笑）。

ーー6月20日のジャンクスポーツに出演し、新庄剛志と対戦。見事、サードゴロに打ち取りました。元メジャーリーガーを抑えた感想は？

　もともと、新庄さんは左ピッチャーが得意だというのを聞いていました。いざ対決することになり、打席に立った新庄さんを見たときはやっぱりオーラがすごいなと思って。「どこに投げればいいんだろう」っていう心理に陥りましたが、なんとか勝てたって感じですね（笑）。

ーー今後会ってみたい選手や、対戦したい選手は？

　大谷くんと会ってみたいです（笑）。ただただすごいなって思いますし、架空の人物なんじゃないかと思ってるので、本当にいるのか確かめたいです（笑）。

　対戦してみたいのは西武ライオンズの森友哉選手ですね。この前、西武の試合を見に行ったんですけど、スイングの音が客席にまで聞こえてきたので、それを実際にマウンドで感じてみたいです。

ーー脱サラしてまで野球をやろうと思った理由とは？

　平日は朝から晩まで仕事だったんですが、人生って1回だけじゃないですか。やっぱり自分がやりたいことをやろうと思ったんです。そのやりたいことが、私にとっては野球でした。

　たとえ失敗しても自分が生きていく分は自分で働いて稼げばいいと思ったので、退社の決断に踏み切りました。

　プレーをすることで野球の面白さや楽しさを伝えたいし、もっと多くの人に女子野球を知ってもらいたいです。

ーーここからはプライベート面について教えてください。オフにしていることや趣味は？

　家にいることはあまりなく、来年の2月～3月をめどに女子野球チームを設立するので、野球メーカーの会社に挨拶回したり、肩や腰のメンテナンスに行ったりで、もう野球のためにオフを捧げてますね（笑）。