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伍代夏子、シマフクロウを追って一人流氷ツアー「7000枚撮って納得いく写真は3枚」

エンタメ・アイドル 投稿日:2021.08.13 06:00FLASH編集部

伍代夏子、シマフクロウを追って一人流氷ツアー「7000枚撮って納得いく写真は3枚」

中学校の修学旅行での伍代夏子

 

写真をインスタに一日1枚以上アップ

 

 写真に興味を持ち始めたのは、中学生のころだと話す伍代。そこにも、強烈なこだわりが秘められていた。

 

「大切な思い出をきれいな写真で残しておきたいという欲求が強かったんでしょうね。たとえば、五重塔をバックに写真を撮ってもらうときも、私としては、私を右下に置いてピントは五重塔と私、両方に合わせてほしいわけです」

 

 当時は写ルンですの発売前で、コンパクトカメラの時代。

 

「私にピントを合わせてシャッターを半押しして、そのままレンズを動かして五重塔を背景に入れればいいだけなのに……何度やってもうまくできない。そんなときは、けっこうダメ出ししてました(笑)」

 

 撮った写真を自身のインスタにアップするのは一日1枚以上。それは自分で決めたルール。決めた以上は頑固に守りとおす。喉のジストニアで思うように声が出せなくなっても、それは変わらない。

 

「あれっと思ったのは2年くらい前。私の場合は、首を絞められているような圧があって。歌どころか、話をするのも苦痛になっていって……。公表するのを躊躇う気持ちもありましたが、やっぱりすべて話さなきゃと」

 

 頑固で決断力と行動力があって、こだわりの強い伍代はまっ正直な人でもある。そんな彼女が納得いくまでレコーディングに挑み、7月21日にリリースしたのが『歌謡劇 雪中相合傘-科白編-』だ。

 

「スタッフと何度も打ち合わせをして、何度もテイクを重ねて出来上がった1枚。まだ100%ではないけれど、今までだって風邪で声がかすれたこともあるし、生放送で歌詞を間違えたことだってある。これが、今の私にできる100%。自信を持って送り出せます」

 

 笑門来福、笑う門には福来る――。

 

「恩師の市川昭介先生がよくおっしゃっていましたが、本当にそうだと思います。くよくよせず目尻を下げて、口角を上げて明るく生きましょう」

 

 そう最高の笑みを浮かべた伍代は、これからも頑固に、しなやかに、あらゆる障害を笑顔で乗り越え、まっすぐに生きていく。

 

ごだいなつこ
1961年12月18日生まれ 東京都出身 1987年に『戻り川』でデビュー。1999年、杉良太郎と結婚。デビュー40周年を迎える7月21日に、『歌謡劇 雪中相合傘ー科白編ー』をリリースした

 

写真・中村功 
取材&文・工藤晋

 

(週刊FLASH 2021年8月10日号)

 

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