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中村倫也「どん底からの大逆転」転機はムロツヨシの言葉「お前に何ができるんだ?」
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2021.08.31 11:00 最終更新日:2021.08.31 11:00
中村倫也が、8月29日放送の『日曜日の初耳学』(TBS系)で、「どん底からの大逆転人生」を語った。
中村は16歳で事務所の養成所に入り、映画『七人の弔』でデビュー。だが、次第にオーディションでの「自己PRって必要?」などと疑問を抱くようになった。
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当時の自分を「世界の中心が自分でした」と回想するが、結果的に20歳を過ぎたら仕事がなくなった。「暗黒期の始まり」と表現し、「スーパー嫌なヤツ。飲み会クラッシャーでした。全部敵だと思っていた。なんの希望も抱いてなかった」と振り返る。
だが25歳のとき、飲み会でグチグチ言っていると、ムロツヨシから「じゃあ、お前に何ができるんだ?」と聞かれたことが転機となった。
昔なら反論できたが「それを返せないぐらい腐っていた自分に気づいた」という。家で考え込み、「仕事が好きでやりたいから頑張らなきゃ」と改心できた。
そして、「自分が赤ちゃんだと思うようにした」と完全に初心に返り、仕事に取り組むように。次第に舞台・ドラマの起用が増え、2018年放送のNHK連続テレビ小説『半分、青い。』で大ブレイクした。
ムロについて「あまり言うとあの人の株が上がるので言いたくないけど、間違いなく大恩人」と、感謝しつつジョークを飛ばしていた。
転機を語った中村にSNSではさまざまな意見が寄せられた。
《心に響く言葉がたくさんすぎたし ブレない考え方がほんとに、、、 好きな感情以上に もう人としてほんと尊敬する》
《暗黒期だったと自分を客観視出来ていて 本当に苦しい時期を一生懸命乗り越えて今がある人なんだろうな》
《俳優人生の歩みを振り返えらせてもらうと改めて、暗黒期を乗り越えられた倫也くんは逞しいなぁとしみじみ思います》
「同番組で中村さんは、先輩俳優との絆も話していました。堤真一さんについては『俳優界のオジキ』とコメント。『なかなか褒めてくれない』としつつ、中村さんの舞台の後に食事に行って『ちゃんと食うことだけ、がんばれ』と励ましてくれたことがうれしかったそう。
また、古田新太さんについては、共演時にアドリブなどを入れてくるも、『どうなろうとエンターテインメントになる球を投げてくださる』と明かしました。
また、不遇の時代、毎週ご飯を食べさせてくれた八嶋智人さんへの感謝も振り返っていました」(芸能ライター)
中村はエッセイ『THE やんごとなき雑談』が話題。数々の先輩から受けた恩を大切にしている。