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わさお、まさお君や「アイフル」のチワワ…名演見せた“伝説のタレント犬”のその後と、注目の新星たち

エンタメ・アイドル 投稿日:2021.09.21 11:00FLASH編集部

わさお、まさお君や「アイフル」のチワワ…名演見せた“伝説のタレント犬”のその後と、注目の新星たち

ブサかわ犬として一躍時の犬となったわさお。映画化もされ、町おこしに貢献した((C)WasaoProject)

 

 昔からドラマやバラエティ、CMなどで活躍してきた動物といえばやはり犬! その人懐っこい性格、愛くるしい表情でお茶の間に癒やしを与えてきた。本誌は、「伝説のタレント犬」のその後を追ったーー。

 

●わさお
(秋田犬♂ 推定13歳 2020年没)

 

 普通の飼い犬にもかかわらず、全国区の人気犬となったわさお。彼が暮らした青森県西津軽郡鰺ヶ沢町は、わさおに住民票の交付までおこなった(現在その制度はなし)。

 

 生前の思い出を「わさおプロジェクト」の工藤健氏に聞いた。「捨てられ、拾われ、人気者になったわさおの生涯は、小さな港町のイカ焼き店の番犬というにはあまりにドラマチックでした。わさおと過ごした12年間の日々は、現代版の『ハチ公物語』を見ているような気持ちでした」

 

 

●まさお君
(ラブラドール・レトリバー♂ 7歳 2006年没)
ペット大集合!ポチたま』(テレビ東京系)に出演 

 

 6年間にわたり、「ポチたまペットの旅」で日本全国から海外まで旅した「旅犬」の元祖的な存在。2006年の引退後は息子であるだいすけ君が後番組でその役目を継承。なお旅犬3代目のまさはる君も、まさお君の遠い親戚とのこと。

 

●ZIPPEI兄弟
(サモエド ともに♂ ともに4歳 2012年没)
『ZIP!』(日本テレビ系)

 

 情報番組『ZIP!』内の「ZIPPEIスマイルキャラバン」にて、国内を旅していた兄弟のサモエド犬。番組内では交代制で旅し、2匹ともに「ZIPPEI」と呼ばれていた。目印として兄は赤、弟には青のバンダナが巻かれていた。

 

●カイくん
(北海道犬♂ 16歳 2018年没)
「ソフトバンク」CM

 

 ソフトバンクの連作テレビCM「白戸家」のお父さん(声:北大路欣也)として人気犬に。2010年には女性週刊誌「女性自身」の一日編集長に就任。タレント犬引退後は静かな余生を送り、老衰にて亡くなる。なお、引退後はカイくんの実子に当たるカイト君&カイキ君が同役を熱演。

 

●くぅ~ちゃん
(ロングコート・チワワ♀ 生死不明 生存なら20歳)
「アイフル」CM 

 

 2002年より放送されたアイフルのテレビCMに俳優の清水章吾とともに出演。その愛くるしい眼差しで一世を風靡した。CM総合研究所による2003年度『テレビCMタレント・キャラクター好感度ランキング』では総合10位を獲得するなど、チワワブームの牽引役に。

 

●ゼウス
(ゴールデンレトリバー♂ 9歳)
「Amazonプライム」CM 

 

 飼い主のプレゼントによって、犬からライオンへと変身してしまうという姿がキュートで話題となったタレント犬。サーフィン、スタンドアップパドルボード、潜水など、マリンスポーツが好きという意外なアクティブさも。

 

●ジャーマン
(シベリアンハスキー♂ 6歳)
『1億人の大質問!?笑ってコラえて!』(日本テレビ系) 

 

『1億人の大質問!?笑ってコラえて!』の番組内のコーナーで竹内涼真、志尊淳といった人気俳優と散歩した。興味のある対象に全力で走りだし、リードを持ったイケメン俳優たちを驚かせた愛すべき犬。

 

●柴犬まる
(柴犬♂ 13歳)
映画『ペット2』 

 

 これまでに20冊もの関連出版物が刊行され、ハリウッド映画『ペット2』にもカメオ出演した人気犬。飼い主の小野慎二郎氏は「地球で必要なのはこういう愛されるキャラクターだと思っております」とまるへの愛情を語る

 

 まさお君、ZIPPEI兄弟をはじめ、数々の人気タレント犬を輩出した動物プロダクションZOO。同社には犬猫を中心にさまざまなタレント動物が在籍している。顧客の登録ペットも加えるとその数は、現在1千匹以上。同社で犬のトレーニングを担当する北村まゆみ氏は、アイドル犬たちと世界を巡った。

 

「まさお君、だいすけ君は旅犬の先駆け的存在でした。毎週国内各地でロケし、台湾やアメリカなど外国も一緒に歩きました」

 

 ベテラン現役アイドル犬も同社には所属している。

 

「柴犬のきぃは7年前に朝ドラ『花子とアン』で仔犬デビューし、成犬になって鈴木亮平さんとCMで再共演しました。今年は映画『犬部!』で中川大志さんの愛犬役です」

 

 往年の人気犬だけでなく、近年も新たな人気犬が多数生まれている。前出の北村氏は最近のタレント犬の稼働や進化についてこう語る。

 

「現在、弊社ではほぼ毎日、なんらかの撮影現場にタレント犬が出演し、日に複数の出演依頼をいただくこともあります。弊社所属のフェスタなどは学習能力が非常に高く、指導している私自身が驚かされます。動きだけでなく、表情までもが人間が書いた台本の意図を汲んでいるかのような演技をするのです」

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