10月7日、NHKは大晦日に放送される『第72回NHK紅白歌合戦』を有観客で開催すると発表した。前田晃伸会長が定例会見で語った。
スポーツ報知の報道によると、決め手となったのは、19都道府県に発令中だった緊急事態宣言と、8県のまん延防止等重点措置が9月30日をもって全面解除されたことだという。有観客での『紅白』開催は2019年以来2年ぶり。
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“第5波”は収束へと向かっているものの、新型コロナウイルスの感染拡大対策はいまだ求められている。前田会長は「ガイドラインにのっとり万全の対応をとりたい」としたうえで、「明らかに有観客のほうが、出場する方も気合入りますよね」と語った。当日は、工事中のNHKホールに代わり、東京国際フォーラム・ホールA(客席数約5000)をメイン会場とし、NHK放送センターも使用するという。
これについて、ネットでは“喜び”や“不安”など、さまざまな声が上がった。
《観客がいたほうが、アーティストの表情も明るくなるはずだよね、日本も明るくなると思う》
《冬場は乾燥するからまたコロナが増えそうな時期……“紅白クラスター”が出ないことを祈るばかりです》
『紅白』だけが年末の恒例行事ではない。NHKが有観客を“解禁”したことで、自粛されてきたさまざまなイベントの“復活”を、前向きに考える声も増えてきた。
《今年は帰省するかなー!年末年始は少しでもにぎやかなほうがいいよね》
《NHKも今回の緊急事態宣言の解除を、ポジティブに捉えてるみたいだし、勤務先も忘年会を企画していたりして……!》
感染対策に気をゆるめてはいけないが、NHKの決断は、日本の年末年始に“光”を与えたようだ。